音づくりの舞台裏
2026-04-08 14:24:23

ピアニストとの音づくりの舞台裏に迫る特別講義が開催

ピアニストとの音づくりの舞台裏に迫る特別講義



2026年4月21日、大阪音楽大学にて、特別講義が開催されます。講師は著名なピアノ調律師である荒木欣一氏。彼は、レイ・チャールズやポール・マッカートニーなど、世界的な音楽家たちに認められ、その音づくりを支えてきた技術者として知られています。

特別講義のポイント


特別講義は、大きく三つのポイントで構成されています。

1. 音の対話を紐解く
通常、舞台裏で行われるピアニストと調律師の“音の対話”は、一般の人々にはなかなか見えないものです。荒木氏は、演奏家からの要求がどのように言語化され、それが技術にどのように落とし込まれるのかを具体的な事例を交えて説明します。この対話のプロセスこそが、音の質にどのように影響を与えるのかを知る生きた証言となります。

2. リアルなトラブルへの備え
演奏会前には予期せぬトラブルが発生することも少なくありません。荒木氏は、実際に経験した緊迫した場面や、本番直前の瞬時の判断・対応について語り、その重要性を強調します。プロの世界では何が起きても対応できるスキルが求められます。

3. 次世代のアーティストに向けた教育
本講義は、学生たちにプロの現場を学んでもらう貴重な機会です。特に「演奏空間をどう捉えるか」「調律師とのコミュニケーションの作り方」「プロとしての在り方と姿勢」など多様な視点を養うことが目的とされています。若い演奏家たちが自らに必要なスキルを視覚化できるチャンスです。

講義の詳細情報


この特別講義は、2026年4月21日(火)の11:15から12:45まで、大阪音楽大学のF号館434教室で行われます。対象は大学3・4年生の「ピアノ演奏法」を受講している学生で、学内聴講も可能ですが、一般公開は行われません。

講義では、ピアニストの要求をどのように具体的な技術へと変換するのか、著名な演奏家たちとの対話例(アルド・チッコリーニ、イーヴォ・ポゴレリッチ、エフゲニー・キーシンなど)も考慮されています。コンサートチューナーとしての判断や行動に関する洞察も得られることでしょう。

荒木欣一氏のプロフィール


荒木欣一氏は、1964年に福井県で生まれ、中部ピアノ技術専門学校を卒業。その後、イタリアのAlberto Napolitano社にて経験を積んだ後、ドイツの主要ピアノメーカーの工場で技術を磨きました。帰国後は、松尾楽器商会でコンサートピアノの調律と保守に従事し、現在は株式会社うたまくらでピアノ修復や調律、技術講座を提供しています。さらに彼は武生国際音楽祭でも20年以上にわたりステージマネージャーを務めており、多彩なバックグラウンドを持つ実績ある技術者です。

大阪音楽大学について


大阪音楽大学は2025年に創立110年を迎える関西唯一の音楽単科大学で、そのスローガン「音楽で、はたらこう。」のもと、クラシック音楽に加えてクリエイターやプロデューサー、音楽エンジニアの育成にも力を入れています。14の専攻や12の短大コースを構える音楽の総合大学として、進化し続ける教育を展開しています。

この特別講義は、音楽の専門家と学生の間を結ぶ重要な架け橋となることでしょう。音楽の未来を担う若者たちにとって、貴重な学びの場となることが期待されています。


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