村上農園の豆苗、発売30周年を迎える!
株式会社村上農園が誇る「豆苗」は、2025年でなんと30周年を迎えます。この豆苗は、発芽野菜として日本国内でのシェアがトップを誇る商品です。私たちの生活に溶け込みながら、家庭の食卓を豊かにしてきた豆苗の魅力や、その誕生秘話についてご紹介します。
豆苗の特長とは?
豆苗とは、発芽したばかりのえんどう豆の若菜で、シャキシャキした食感とほのかな豆の香りが特徴です。特に、植物工場で生産されるため、年間を通じて価格が安定しており、家計にも優しい常備野菜として重宝されています。
1. 抜群の栄養バランス
豆苗は、豆類の良さと葉物野菜の特性を兼ね備えた優れた栄養源です。たんぱく質やビタミンB群、さらにβ-カロテンやビタミンCが豊富に含まれています。病気の予防や健康維持に役立つ野菜です。
2. 楽しめるリボベジ
豆苗は、調理後に根を水に浸けることで再生栽培が可能です。この手軽さから「リボベジ」の代表格とも言われており、家庭での栽培における楽しさを提供してくれます。
3. 簡単調理
豆苗は、火の通りが早く、生で食べることもできるため、忙しい毎日でも簡単に取り入れられます。キッチンバサミや電子レンジがあれば、すぐにおいしい料理が楽しめます。
豆苗の成功物語
村上農園は、1978年に「かいわれ大根」専門の生産会社としてスタートしました。その後約20年間で市場シェアNo.1の地位を確立しましたが、1996年に発生した食中毒事件が会社に大打撃を与えました。かいわれ大根への風評被害により、売上は前年の半分近くまで落ち込んだのです。多くの同業者が倒産していく中で、村上農園も生き残りをかけた苦境に立たされました。
しかし、そんななか登場したのが1995年に発売された新商品「豆苗」です。これまでの高級食材を手ごろな価格で提供することで、形成していた市場を再構築しようとしました。当初はあまり注目されていませんでしたが、全社を挙げてこの豆苗の販促活動に乗り出しました。試食販売や飲食店への営業活動を行い、大きな反響を呼び起こしました。
この全社員が一丸となった取り組みから続けて、豆苗は爆発的な人気を得て、業績が回復。現在では、安心して購入できる「家計のお助け野菜」として、家庭の食卓で大活躍しています。
再生栽培の人気
この豆苗の人気をさらに押し上げたのが、価格が安定していることと再生栽培の手軽さです。特に、2020年のパンデミック時には家庭での趣味として再生栽培が注目を集め、豆苗はその代表格となりました。手軽で収穫量も多く、家庭の定番野菜として愛され続けています。
豆苗研究会のリニューアル
豆苗の30周年を記念して、ブランドサイト「豆苗研究会」がデザインをリニューアルしました。このサイトでは、豆苗の栄養情報やレシピがたっぷり詰まっています。10月からは、豆苗の魅力を伝える公式キャラクター「とうみょん」が誕生! 家庭での豆苗料理を楽しくするお手伝いをしてくれます。
豆苗研究会はこちら!
まとめ
豆苗が家庭に与える影響は計り知れません。単に食材としての役割だけでなく、心豊かな食卓を演出してくれる存在として、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。今後の村上農園の展開に期待が高まります。