日本抹茶輸出機構、ハラール認証抹茶の供給力を強化
日本抹茶輸出機構株式会社(JMEX)は、ハラール認証を取得した抹茶の仕入れ・卸売・輸出業務を強化し、特に東南アジアと中東市場への展開を図っていることを発表しました。これによって、世界各国で注目されている抹茶の需要に応え、さらなる日本産抹茶の普及促進が期待されます。
ハラール認証抹茶が必要な理由
近年、抹茶の人気は国内外で急増しています。その背景には、抹茶を使用した飲料やスイーツの需要の高まりがあります。特に、東南アジアではミレニアル世代やZ世代を中心に、抹茶を使った新しい商品開発が行われています。調査によれば、2025年には日本の緑茶輸出額が約721億円に達すると予測され、抹茶はその中でも主要なカテゴリーとして位置づけられています。
しかし、こうした需要に対してハラール認証を有する抹茶の仕入れ先が限られているため、現地バイヤーからは「認証を持つサプライヤーが見つからない」という声が寄せられています。特に、ムスリム人口の多い国々では、ハラール認証が求められるため、このニーズに応える体制が迫られています。
JMEXの強化策
JMEXの取り組みは以下の5つの要素で成り立っています:
1.
ハラール認証取得済みの製造パートナーとの提携
JMEXは、ハラール認証を持つ製造パートナーと連携し、適切な認証ルートでの調達を行います。認証書類やCOA(分析証明書)の発行にも対応し、現地のニーズに最適化します。
2.
用途別グレードの提供
抹茶には、茶道用や製菓用、飲料用などさまざまな用途があります。JMEXでは、用途に応じた最適なグレードを提案し、コストの無駄を削減する提案を行います。
3.
安定供給体制の構築
国内の主要抹茶産地から80社以上の生産者と直結して取引を行い、年間300トン以上の抹茶を安定的に供給できる体制を持っています。
4.
無償サンプルと小ロット提供
JMEXでは、業務用抹茶の最少発注数量を10kgからとし、各製品について無償サンプルも提供しています。これにより、現地バイヤーはテスト導入から始めやすくなります。
5.
輸出手続きのサポート
JMEXは、通関書類の作成や原産地証明の発行といった輸出手続きを円滑にサポートし、物流のオペレーションまで一括で提供します。
今後の展望
JMEXでは、ハラール認証を持つ抹茶の需要が高まる東南アジアや中東地域での業務を拡大しています。既にマレーシアをはじめとした東南アジア各国への輸出を行っており、近く開催される国際的な展示会への出展も予定しています。
代表取締役のコメント
加藤 憧代表取締役は、「私たちの目標は日本の抹茶を世界に広めることです。ハラール市場のバイヤーとの連携を強化し、安定した品質の抹茶を提供する体制を築いていきたい」と語っています。ハラール認証抹茶の需要に応えるため、今後もさまざまな展開を予定しています。
このように、日本抹茶輸出機構は、グローバルなビジネス展開を視野に入れた戦略的な取り組みを続けており、日本の高品質な抹茶を広める重要な役割を果たす企業として注目を集めています。