新発想防災レシピのご紹介
災害時には、ただ備蓄食を用意するだけでは不十分です。食事が日常と非常時をつなぐ大切な役割を果たすことを提唱する栄養士、飯田和子先生が考案した「備えいらずの防災レシピ」は、そんな意義を持っています。今回は、カリフォルニア生まれの中粒米「カルローズ」を使った防災レシピ3点をご紹介します。軽い食感と風味が特徴のカルローズは、日常でも非常時でも美味しさを感じられます。これらのレシピは、手軽でありながら飽きの来ない美味しい食事を実現します。
カルローズの特長
カルローズは、普通の米と比較して「研がずにOK」「浸水不要」という特徴があります。このため、災害時でも水を節約でき、調理が簡単です。また、べたつきが少ないため、様々な具材や調味料とも相性が良く、さまざまな料理にアレンジできます。次に紹介するレシピは、そんなカルローズの特性を生かしたものです。
1. ポリ袋deライスサラダ
このレシピでは、すべての材料を耐熱性のポリ袋に入れ、簡単に加熱から味付けまでを行います。好きな素材や調味料を使ってアレンジできるため、何度作っても違った味わいを楽しめます。カルローズは、他の具材と一緒に混ぜてもべたつかないため、ライスサラダにピッタリです。このレシピを休日に試せば、家族で楽しい料理体験ができること間違いなし!
2. カレー風味のパエリア
災害時にも再現できる味として、オイルサーディンとカレー粉を使用したパエリアです。アレンジがしやすく、いろいろな食材を楽しむことができます。特に、パエリアパンや深めのフライパンを使用すると、後処理も楽で、節水にも貢献します。また、生米から調理するため、災害時でも手軽に作れるのが魅力です。
3. トマトリゾット
このリゾットは、調理の手間を減らすためにベーコンをパックの上からカットします。塩分調整は粉チーズを用いるため、健康面にも配慮されています。また、鍋一つで仕上がるよう工夫されているため、災害時でも便利です。カルローズを茹でて使用することで、より多様なアレンジが可能になります。
飯田和子先生のプロフィール
飯田和子先生は栄養士であり調理師、国際薬膳師としても知られています。著書『備えいらずの防災レシピ』を持つ彼女は、身近な食材を使って手軽に美味しい防災食を提案しています。幅広い層に向けて食育を展開し、動画やSNSを活用して情報を発信するなど、様々な活動を行っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?カルローズを活用したこれらの防災レシピは、災害時に備えた新しい食のスタイルを提案します。イベント「第9回晴海でASOBO! sai」では、これらのレシピを実際に体験することができる機会もありますので、ぜひ足を運んでみてください。災害はいつ起こるかわかりませんが、事前においしい備えをしておくことで、いざという時にも安心して食事が楽しめます。