D2C市場に新たな風！エムコーポレーションを完全子会社化したセレスの挑戦とは

最近、セレス社がエムコーポレーションを完全子会社化するとの発表があり、業界の注目を集めています。セレス社は、国内最大級のポイントサイト「モッピー」やアフィリエイトプログラム「AD.TRACK」などを運営する企業で、D2C（Direct to Consumer）事業に力を入れています。この動きが、D2C市場のさらなる発展を促進することが期待されます。

1. セレスの新たな戦略

セレス社は、近年のD2C市場の急成長に目を向け、機能性インソール「ピットソール」やまつ毛美容液の「PHOEBEE BEAUTY UP」など、さまざまな製品を続々とリリースしています。その中でも、エムコーポレーションのスキンケアブランド「ステムボーテ」の取得は、特に注目を集める要因となっています。「ステムボーテ」は、ヒト幹細胞培養液を配合した革新的なスキンケア商品を展開しており、多くの著名人にも愛用されています。

2. スキンケアブランド「ステムボーテ」とは

エムコーポレーションが開発した「ステムボーテ」は、2017年から展開されているD2Cスキンケアブランドです。特に注目すべき点は、幹細胞技術を用いた製品開発。幹細胞はもともと再生医療で用いられるもので、その「再生力」をコスメ作りに生かす研究が長年にわたり行われてきました。これにより、顔や全身に使える効果的なアイテムが商品化されています。

「ステムボーテ」には、ブースター、ローション、UVクリームの３種類があり、洗練されたスキンケア体験を提供します。

代表的な商品紹介

- ステムボーテローション：3D培養のリポソーム化されたヒト幹細胞培養液とビタミンCを高濃度配合した効果的なローション。全身に使用可能です。
- ステムボーテブースタージェル：洗顔後の肌にうるおいを与え、次に使うローションの浸透をサポートします。

この2つの商品は、整肌成分として知られるヒト型細胞培養液（RemyStem）を使用しており、肌をしっかりと保湿します。

3. D2C市場の重要性

D2Cとは、直接消費者に製品を届けるビジネスモデルのことを指し、最近ではその市場が急成長しています。経済産業省によると、BtoC-EC市場規模は2020年から2023年にかけて大きく拡大しています。このため、セレス社が「ステムボーテ」を子会社化した意図は、まさにこの成長を取り入れ、自社のD2Cビジネスを強化するために他なりません。