現代音楽の魅力を体感！アンサンブル九条山の特別公演が高槻で開催

アンサンブル九条山の特別公演が高槻で実現

2023年11月30日、現代音楽の精鋭たちからなるアンサンブル九条山が、高槻城公園芸術文化劇場で特別公演を行います。この公演では、フランスの著名作曲家ジャン＝リュック・エルヴェとのコラボレーションにより、新作が世界初演されることが決まっています。

アンサンブル九条山とは

アンサンブル九条山は、2010年に設立された現代音楽のアンサンブルで、国内外で研鑽を積んだ音楽家たちによるユニークな集団です。彼らはソリストとしても活躍しており、伝統的な演奏方法にとらわれることなく、身体表現を取り入れたパフォーマンスや新作の初演に積極的に取り組んでいます。その結果、彼らの活動は専門家から高く評価され、令和元年度には「音楽クリティック・クラブ賞奨励賞」や「大阪文化祭奨励賞」を受賞するなどの名誉を獲得しています。

フランス作曲家とのコラボレーション

今回の公演では、特に注目されるイベントとして、ジャン＝リュック・エルヴェの新作が披露されます。彼の作品は、倍音構造をコンピュータで解析・再構築することにより、多様な響きを生み出す「スペクトル楽派」の要素を取り入れたものです。これにより、聴衆は独特の音の風景を体験することができるでしょう。

さらに、アンサンブル九条山のために特別に書き下ろされた作品も初めて演奏されます。この作品は、日本の伝統的な能「老松」をテーマとしており、その文化的背景を音楽で表現します。