THREEが新たな精油拠点「尾道蒸留所」を開設
最近、化粧品ブランドのTHREEが広島の尾道に新しい精油の蒸留所を設立しました。この「尾道蒸留所」は、地域の特産であるダイダイ(ビターオレンジ)を活用し、心と体、肌に寄り添った製品作りを目指しています。2026年2月のオープンを予定しており、これがTHREEにとって国内3か所目の国産精油製造所となります。
尾道の地域文化を守るための新たなプロジェクト
尾道のダイダイは、祭りの供物や造酢などに用いられ、地元の文化に深く根付いてきた果物です。しかし、近年の需要低下により、その生産が危ぶまれています。そこで、THREEは「尾道ダイダイ復活プロジェクト」を開始。かつては使用されていなかったダイダイの果皮に着目し、アップサイクルすることで新たな価値を創出しています。この活動により果実の単価向上が期待され、地域文化と美しい景観の保護にもつながることを目指しています。
科学と手仕事が融合する精油製造
TRHEEの精油製造は、地元の農家や研究者との協力によって成り立っています。植物を収穫した後、酸化を防ぐために蒸留所へすぐに配送し、オリジナルの大型蒸留器で蒸留が行われます。この尾道蒸留所では、400Lの蒸留器が使用され、新鮮な果皮を大量に処理できる環境が整っています。このプロセスにより、高品質の精油が安定して供給され、地域産業の活性化も見込まれています。
精油の蒸留工程
1.
果皮を蒸留器へ
収穫された果皮は、蒸留器内に丁寧に入れられ、均一に蒸気が行き渡るように手作業で準備されます。
2.
水蒸気を送りこむ
果皮に水蒸気を吹き込み、100度で蒸留。芳香成分が気化し、水蒸気と混ざります。
3.
精油の抽出
水蒸気が冷却器で液体に戻ると、油と水の二層になり、油が精油として取り出されます。
国産素材を活用した取り組み
THREEの国産精油へのこだわりは、日本各地に広がっています。熊本南阿蘇村や佐賀唐津市には、THREEハーブガーデンがあり、無農薬で育てられる芳香植物は25種類以上。これらはすべて丁寧に育成されており、その香りや成分は非常にクオリティの高いものが揃っています。新たに「尾道蒸留所」を設けることで、既存の拠点とも連携し、更なる発展を目指します。
研究と開発の取り組み
HRC(THREEホリスティックリサーチセンター)では、植物から得られる恩恵を科学的に研究し、精油の効果や使用法を探っていっています。研究は植物学や化学、皮膚科学と多岐にわたります。地域社会との連携を大切にし、新たな価値を生み出し続けるTHREEの活動は、今後も目が離せません。
まとめ
THREEが開設した尾道蒸留所は、地域の魅力を活かしながら新たな価値を生み出すことを目指しています。心地よい香りとともに、持続可能な未来を見据えたプロジェクトを通して、THREEのホリスティックなアプローチがどのように進化していくのか、これからも注目していきたいと思います。