冬のジビエシーズン到来！山梨県の魅力を食べて楽しもう

冬の新しい美味しさ、「ジビエ」シーズンがやってくる！

毎年11月になると、山々が美しい紅葉に包まれていく中で、私たちの食卓にも特別なシーズンが訪れます。それは、冬の「ジビエ」の季節。狩猟解禁を迎え、各地で捕獲された野生の鹿肉が冬の料理に取り入れられ、私たちを温かな味わいで満たしてくれます。

山梨県のジビエ事情

山梨県は、鹿肉の供給元として知られ、昨年はなんと1,409kgの鹿肉が県内外の飲食店に供給されました。この豊富な資源は、有害鳥獣として分類されるニホンジカを有効に活用する観点からも重要です。これにより、地域の環境問題に対処するだけでなく、持続可能な社会の成長にも寄与しています。

特に、山梨県が誇る「やまなしジビエ」認証制度は、捕獲された鹿を安全に処理し、基準を満たした肉を保証するもので、県内にある認定施設から供給されます。これにより、消費者の皆様は安心してジビエ料理を楽しむことができるのです。

認定施設の紹介

新鮮な鹿肉を供給している認定施設は、以下の5カ所です。これらの施設では、捕獲した鹿が丁寧に処理され、スムーズに飲食店や宿泊施設に届けられます。

- 早川町ジビエ処理加工施設（早川ジビエ）
- 富士河口湖町ジビエ処理加工施設
- 明野ジビエ肉処理加工施設（八ヶ岳ジビエ）
- 丹波山ジビエ肉処理加工施設（タバジビエ）
- ふじさんジビエ

冬が本格的なジビエ需要期を迎えるにあたり、山梨県は安全で美味しい鹿肉を供給する取り組みを一層強化しています。

「やまなしジビエフェア2025」の開催

ジビエの魅力をより多くの人々に知ってもらうため、山梨県は「やまなしジビエフェア2025」を開催します。このイベントは、令和7年11月15日から令和8年2月28日まで実施され、県内16の飲食店が参加します。出店する店舗では、「やまなしジビエ」を使用した多彩な料理を堪能できます。

参加店舗には、人気の黒猫亭やビストロメゾン・ド・ルージュ、炭・肉と旬野菜Kazanなどがあります。体験の幅を広げるため、料理メニューは多様で、鹿肉の魅力を引き出す工夫が凝らされています。このフェアを通じて、「やまなしジビエ」の魅力を存分に味わう機会を持つことができます。