福の鯖、初出荷
2025-04-10 16:26:23

福島の新たな特産品、陸上養殖サバ「福の鯖」が初出荷

福島の新たな特産品、陸上養殖サバ「福の鯖」が初出荷



福島県浪江町で、かもめミライ水産が新たな特産品「福の鯖」の初出荷を実施しました。この取り組みは、陸上養殖の技術開発と販路構築を進めている日揮グループの一環として行われており、地域の復興を支える重要なプロジェクトとなっています。

初出荷式の様子



出荷式は4月10日に「道の駅なみえ」で開催され、日揮グループの幹部も出席しました。大澤公伸代表取締役は事業の目的やビジョンを説明し、地域の方々や関係者からの温かい拍手を受けました。地元の吉田町長をはじめ、経済産業省や復興庁の関係者も参加し、出荷を祝福する挨拶が行われました。最後に出席者全員で「福の鯖」を試食し、その味に感嘆の声が上がりました。

陸上養殖イノベーションセンターを訪れた見学者たち



出荷式の後、希望者を対象に陸上養殖イノベーションセンターの見学会も行われました。この施設では日揮グループが開発中の「統合環境制御システム」の進捗について説明があり、参加者たちは技術の詳細に興味津々でした。このシステムは、魚の生産を効率的に支援するためのもので、今後の開発スケジュールや課題についても議論され、理解が深まりました。

福の鯖について



「福の鯖」は、福島県浪江町のシルエットをデザインに取り入れたロゴが特徴です。このブランド名には、地域の復興への願いが込められており、消費者にとっては特別な意味を帯びるでしょう。初出荷となったサバは2024年春頃から、提携先の「いわき魚類株式会社」を通じて全国の飲食店や小売店に届けられる予定です。

地域貢献への思い



かもめミライ水産は、今後も陸上養殖の技術を進化させ、安定した魚の生産を目指していくとのことです。また、日揮グループは「2040年ビジョン」に基づき、海洋資源の保護と人と地球の両方に優しい未来作りに貢献することを目指しています。これからも地域に根ざした事業運営をしていく姿勢が見受けられ、期待が高まります。

施設情報



浪江町北産業団地に位置するこの施設の敷地面積は約7,900㎡で、鉄骨造の平屋建てとなっています。こちらで生産されるのは主にマサバであり、地域の新たな特産品として成長していくことが期待されています。

かもめミライ水産の概要



  • - 代表者: 大澤公伸(株式会社日揮 未来戦略室)
  • - 設立日: 2021年8月30日
  • - 資本金: 1億円
  • - 所在地: 福島県浪江町
  • - 事業概要: 陸上養殖の技術開発と実証生産

今回の「福の鯖」の出荷は、浪江町の復興に向けた新たな一歩であり、これからの経済回復を支える大きな期待が寄せられています。地元の皆さんはもちろん、全国の食材ファンにも愛される特産品になることを願っています。


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