子供たちが育てた野菜で作る、家庭料理教室の楽しさとは
2023年7月19日、信頼のある企業3社、カゴメ株式会社、ヤンマーマルシェ株式会社、タキイ種苗株式会社による共催で、特別な料理教室が行われました。このイベントは、「植育から始まる食育」をテーマに掲げ、気軽に参加できる家庭向けに設計されたものです。野菜の育て方から調理まで、子供たちの手で直接体験し、食材の大切さを学ぶ機会となりました。
当日は大阪・長居公園内の「長居わくわくファーム」にて、参加したのは小学生を持つ9組の家族、計24名。まずは春に行われた野菜の定植イベントを振り返り、どのように育ててきたのかをお話ししました。タキイ種苗とカゴメの社員が協力して、子供たちが定植した苗や種の説明、そして野菜の育て方について講義しました。子供たちが3か月間お世話をして、いよいよその成果を実感する時が来ました。
収穫のフェーズに入ると、子供たちは自ら育てたトマトやナスの実を大切に選びながら収穫しました。それぞれの野菜が持つ特徴や収穫時期の違いについても理解し、熱心に取り組んでいました。これは単に食の教育だけでなく、自分が育てたものを食べる喜びを体験させる貴重な機会です。
料理教室での実践
その後の料理教室では、収穫したての夏野菜を使って「ラタトゥイユのリゾット」を作りました。講師には、カゴメのコーポレートシェフ、藤原和弘氏が登場。シェフ直伝の本格的な料理テクニックを学びながら、子供たちは興味津々。
藤原シェフがデモンストレーションをしながら、野菜の炒め方や調理のポイントについて説明しました。火加減や酒を使った味付けのコツ、野菜の甘味を引き出す秘訣も教えてもらいました。そして、いよいよ子供たち自身がリゾット作りに挑戦!
それぞれの手で収穫した旬の野菜を切り、鍋の中でじっくりと火を通すと、夏の香りが漂います。子供たちの手元には、トマトの甘みやナスの香りがあふれ、その様子はまさに料理の楽しさそのものです。「自分で作るとおいしい!」という声が聞こえてきました。
参加者の声
イベントの最後では、出来上がったラタトゥイユのリゾットが振る舞われました。参加した全ての子供たちは、自分が育てた野菜の美味しさに感動し、その味を心から堪能していました。野菜があまり得意でない女の子も、「自分で育てて作るとおいしい!」という嬉しい声が上がり、周囲は笑顔で満ち溢れました。
この貴重な経験を通じて、野菜への抵抗感が少しでも減り、今後の食生活に対する関心が高まってくれることを期待しています。
今後の取り組み
カゴメとそのパートナー企業は今後も「野菜をとろうキャンペーン」を通じて、野菜摂取の意識を高める活動を続けていく としています。お子様と一緒に楽しく学べるこのようなプログラムが広がれば、未来の食卓がより豊かになることでしょう。野菜を好きになるきっかけを、積極的に提供していきます。