から揚げ、再び人気の証明
日本において国民的人気を誇る「から揚げ」。今年もその魅力が再確認され、多くの人々が支持を寄せています。株式会社ニチレイフーズが発表した「全国から揚げ調査2025」によると、から揚げは「好きなおかずランキング」の第1位に輝きました。この調査は、国民14,099人を対象に実施され、から揚げの消費量は年間で約380億個に達すると推定されています。
から揚げ強化月間とは
毎年10月には、日本唐揚協会が主催する「から揚げ強化月間」が設けられています。これは、行楽シーズンにから揚げのお弁当需要が高まることから、から揚げの普及を促進する取り組みです。10月の「10」は、から揚げのジューシーな味わいを連想させる語呂合わせとも関係しています。
調査結果の詳細
調査では、全30品のおかずから自分の好きなものを選ぶ形式が取られ、67.4%がから揚げを選びました。これは5年連続の第1位であり、2位にはハンバーグと餃子が同率でランクインしました。
さらに、全体の約80%がから揚げを好んでいるという結果が出ており、「好き」という回答が56.3%を占めています。
地域別のから揚げの消費トレンド
2025年における全国のから揚げ消費予測は、前年と比べておおよそ95%という結果が出ました。最近の調査では、福島県が1人あたりの喫食数で72.2個を記録し、初めて1位を獲得しました。茨城県、東京都、鹿児島県、大分県も上位に名を連ねています。
1ヶ月以内にから揚げを食べた人の割合は、宮崎県が最も高く79.3%に達しました。続いて島根県と大分県が同率で75.7%という結果になっています。
から揚げの部位の好み
好まれるから揚げの部位としては、引き続き「もも肉」が82.9%で人気です。特に女性に高い支持を受けている一方で、「むね肉」は男性に好まれている傾向があり、どちらもそれぞれの魅力があります。このような嗜好の違いが、から揚げが広く受け入れられる理由の一旦とも言えるでしょう。
総括
今回の調査から、から揚げが国民に親しまれ続けていることが明確に証明されました。特に福島県の消費量の増加は、から揚げへの関心が高まっていることを反映しています。今後もその人気が続くことが期待され、から揚げ専門店の利用が再び活発になることも予測されています。地域それぞれに特徴ある食文化が影響を与えているから揚げの市場は、これからも多様な展開を見せてくれることでしょう。
(調査概要)
- - 調査期間:2025年8月18日~28日
- - 調査対象:全国の20~79歳の男女(14,099名)
- - 調査方法:インターネットによるアンケート