カンロが米国市場へ進出!2030に向けた中期経営計画の進捗とは
カンロ株式会社は、2025年度第2四半期決算説明会を通じて、2030年に向けた中期経営計画の進捗を発表しました。特に注目すべきは、米国市場への本格的な参入です。キャンディ業界のトップシェアを誇るカンロは、特に「ピュレグミ」や「グミッツェル」といった人気商品で、日本のグミ市場をけん引してきましたが、これからは海外市場にもその足を踏み入れます。
米国市場の魅力
米国のグミ市場の規模は、日本に比べて圧倒的に大きく、2024年の市場規模は日本の12倍以上と言われています。具体的には、日本のグミ市場が1,138億円に対し、米国は12,917億円という驚異的な数値です。また、1人あたりの消費金額においても、米国は日本の3倍以上となり、この巨大な市場でのカンロの挑戦は非常に期待されているのです。
本格参入に向けた準備
2025年5月には現地法人「Kanro America Inc.」が設立され、これを皮切りに米国市場への戦略的アプローチが始まります。具体的には、現地展示会への参加や、デジタルマーケティングを活用した消費者との関係構築が進められることになります。特に、2025年6月に開催された「Summer Fancy Food Show 2025」では、カンロがピュレグミの新商品を披露し、バイヤーやディストリビューターから高評価を得ています。
日本国内での成長戦略
一方、日本国内でもキャンディ市場での競争が激化していますが、カンロは「ゆるぎないNo.1ブランド」を掲げ、コミュニティサイト「Kanro POCKeT×(カンロポケット クロス)」を通じてファンとの接点を深めています。購入だけでなく、カンロの魅力を理解してもらうことで、顧客との関係を強化しようとしています。
企業の未来とビジョン
創業以来111年の歴史を持つカンロは、「Sweeten the Future」という企業パーパスのもと、未来に向けたさまざまな挑戦を行っています。2030年に向けた中期経営計画においても、持続的成長と社会課題の解決を重視しながら、企業価値の向上を目指しています。未来のために糖の力を引き出すことで、人と社会を幸せにする瞬間を創造し続けるカンロの取り組みに期待が寄せられています。
これからのカンロに注目
カンロの進化は止まりません。米国市場への参入や新商品の展開、さらには国内でもファンを大切にしたサービス展開など、今後の展開が非常に楽しみです。カンロの新しい取り組みに目が離せません。