フェリシモが東京都『心のバリアフリー』好事例企業に認定
3月24日、フェリシモが東京都の「心のバリアフリー」好事例企業に認定されるという喜ばしいニュースが届きました。この認定は、障害のある方と協力して行っている「チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクト」(C.C.P)の取り組みを評価された結果です。このプロジェクトは、障害者の社会参加を促進するためのさまざまな活動を展開しています。
『心のバリアフリー』とは?
東京都が進める『心のバリアフリー』は、高齢者や障害者、乳幼児を含むすべての人が暮らしやすい社会の実現を目指しています。単なる施設整備にとどまらず、心のバリアを取り除く意識づくりが重要とされており、企業もこの活動に参加するために登録されます。フェリシモのように、社会に貢献する優れた取り組みを行う企業が好事例として認定されるのです。
フェリシモの具体的な取り組み
フェリシモでは、2019年から発達障害のある子供たちの支援を目的とした商品開発を始め、発達が気になる子どもを持つ保護者向けにポータルサイト「LITALICO発達ナビ」と連携しています。アンケートや座談会を通じて、当事者のニーズを理解し、それを反映した商品を開発しています。これにより、障害者の生活をサポートし、彼らの声を社会に届ける努力がなされています。
さらに、障害者アート展の開催を通じて、アート作家とのコラボレーションを行い、一般の方との交流機会を提供。インスタライブやワークショップを実施し、障害者のアートを広く知ってもらう活動も積極的に行っています。
商品開発における配慮
フェリシモは福祉事業所の特性と背景を考慮し、製品の開発や販売にあたっています。具体的には、事業所と利用者のスキルアップに寄与するため、生産スケジュールや細かな品質指導を行っています。このように、フェリシモはただ商品を提供するだけでなく、各関係者が満たされるような配慮を怠りません。
これからの展望
2024年には江戸川区から障害者手帳カバーの企画を受託し、デザインは「こころのボーダーをなくそう!」という理念のもとに制作される予定です。また、クラウドファンディングを活用した障害者アート展の開催も計画中で、2023年11月6日から12月6日まで開催されます。お客様が参加することができる仕組みも整えており、障害者支援の一環として意味のあるプロジェクトに貢献できます。
フェリシモがこれからも『心のバリアフリー』の実現に向けた取り組みを強化していく姿に注目です。これにより、障害者がより豊かな生活を送ることができる社会の実現が期待されます。
主なC.C.P商品の紹介
さらに、フェリシモが提供する「C.C.P」の商品の中には、手染めの本革フラワーマジェステや、撥水機能を持った傘ケースなど、福祉事業所の手仕事を生かした様々なアイテムがあります。これらの商品を通じて、購入者は直接障害者支援に寄与することができます。
本革フラワーマジェステ
甘すぎず、大人かわいい印象を与える本革のマジェステは、福祉事業所にて丁寧に染められたものです。
雨の日でも使える傘ケース
長傘と折りたたみ傘、どちらにも対応する便利な傘ケース。爽やかなストライプ模様が特徴です。
このように、