資生堂と宮城県ががん検診受診率向上に向けた協定を締結

資生堂と宮城県ががん検診受診率向上に向けた新たな一歩

2025年5月30日に、資生堂ジャパン株式会社と宮城県は「がん啓発及びがん検診の受診率向上に関する包括連携協定」を正式に締結しました。この協定は、がんに関する正しい知識を広め、県民の健康維持に貢献することを目的としています。

背景

資生堂は、1872年の創業以来、美を通じて人々の自立を支援してきました。その活動は、1956年に発売された「資生堂スポッツカバー」に端を発し、戦争で負傷した方々を助けることが始まりです。このような取り組みを通じて、資生堂は一人ひとりのQOL（生活の質）向上に努めています。

特に、近年ではがん治療の副作用による外見の変化にフォーカスを当てており、スキンケアやメイクアップを通じて、その人が持つ「自分らしさ」を支える役割を果たしています。

協定の目的

今回の協定を通じて、資生堂と宮城県は相互に連携し、がんに関する教育や検診の受診を促進する活動をおこないます。これにより、県民が自身の健康をより意識し、早期発見・早期治療を実現できるようになることを目指しています。

具体的な取り組み内容

協定に基づく具体的な活動としては、以下の3項目が挙げられています。
1. がんに関する正しい知識の普及啓発
2. がん検診の重要性についての理解を促進する取り組み
3. その他、両者が必要と認める活動

これらの活動を通じて、がん患者やその家族のQOL向上に向けた具体的な施策が実行される予定です。

地方自治体との共同取り組み

資生堂は、さまざまな地方自治体とも協力を進めています。例えば、山形市、栃木県、札幌市との協定を締結しており、それぞれが健康促進やがん対策に取り組んでいます。このような地域との連携を強化することで、より多くの人々が健康的な生活を送れる社会づくりに寄与することが期待されています。

今後も資生堂は、「美の力」を通じてすべての人々が自分らしく生き生きと生活できる社会の実現に向けて、活動を続けていくことでしょう。県民の健康サービスの向上を目指すこの新たな取り組みに期待が寄せられています。