鎌倉の風を感じる新たな和菓子の拠点、茶寮「京都仁王門 鎌倉別庭」
2025年4月12日に、鎌倉の一条恵観山荘内にオープンする「茶寮 京都仁王門 鎌倉別庭」は、古都京都の和菓子の心を鎌倉に届ける新たなスポットとして期待されています。京都・東山の本店で人気の「ぬれ八ツ橋あうん餅」を展開するこのお店は、昭和27年に創業した京銘菓八ツ橋製造の「京榮堂」の別ブランドとして平成28年に設立されました。
鎌倉と京都の融合をテーマにした空間
「茶寮 京都仁王門 鎌倉別庭」では、「古都と古都の融合」をテーマに、千年の都・京都が育んできた和菓子文化と、鎌倉特有の落ち着いた雰囲気が訪れる人を包み込みます。店内の庭園からは四季折々の花手水が楽しめ、穏やかな川のせせらぎや鳥のさえずりがBGMとなり、心が和む時間を提供してくれるでしょう。
新作和菓子の魅力
店の自慢は、全国菓子博覧会で最高栄誉賞を受賞した「黒柿」をアレンジした「白柿フロマージュ」です。長野県産市田柿とクリームチーズ、優しい甘さの白餡が絶妙に組み合わさったこの一品は、和と洋の新しいマリアージュを楽しむことができます。今後は、旬の市田柿を使用した新作が続々と登場予定です。
加えて、京都仁王門の名物「わらび餅」は、香ばしい焙煎きな粉とほろ苦い宇治抹茶が揃い、洋風素材を使用したチョコレートも取り入れられています。さらに、鎌倉でしか手に入らないお土産菓子も多数用意され、皆様に喜んでいただけるよう、季節ごとのパフェやかき氷なども展開予定です。
一条恵観山荘の文化的背景
「茶寮 京都仁王門 鎌倉別庭」が位置する一条恵観山荘は、重要文化財として指定されている貴重な場所です。ここは、御陽成天皇の第九皇子である一条恵観が、茶の湯や歌、絵画などの文化活動を楽しむために造営した別邸です。歴史的な背景を持つこの場所で、京都の和菓子を堪能できるとは嬉しい限りです。
店舗情報とアクセス
「茶寮 京都仁王門 鎌倉別庭」は、鎌倉駅からバスで10分、バス停「浄明寺」から徒歩1分の距離にあります。営業時間は10時から17時、定休日は火曜日ですが、祝日の場合は営業しています。バリアフリー対応ではないため、訪問の際は注意が必要です。入店には庭園入園料が必要ですが、それを払う価値がある素晴らしい経験が待っています。
代表取締役の思い
「京都仁王門」代表の樋口生展氏は、「和菓子を通じて人と時間を結ぶ場を作りたい」と語ります。鎌倉に新たに誕生するこの「もうひとつの庭」で、地域に根ざした和の空間を築いていくことを目指しています。和菓子を楽しみながら、特別なひとときを過ごせる場所として、多くの人々に愛されるお店になることでしょう。
「茶寮 京都仁王門 鎌倉別庭」で、鎌倉の風景と共に、京都の和菓子を心ゆくまで楽しみましょう。