高校生とメディア信頼度
2025-06-27 19:03:30

高校生に聞いたメディアへの信頼度:新聞、テレビ、SNSのその後

高校生が見たメディア信頼度の実態



6月27日は“メディア・リテラシーの日”として知られ、多くの人が報道の重要性を再確認する日です。この日を記念して、全国の高校生を対象に行われた「メディアの信頼度」に関するアンケート結果をお伝えします。

メディア・リテラシーの日とは?



メディア・リテラシーとは、情報を適切に理解し、評価する能力を指します。この概念は1994年に長野県松本市で発生した事件がきっかけで注目されるようになりました。無実の男性がマスコミの報道によって犯人扱いされたことを契機に、報道機関への信頼と情報発信の重要性が再確認され、メディア・リテラシーの日が制定されました。

調査方法と背景



今回の調査はYOUTH TIME JAPANプロジェクトのもとに行われ、全国の高校生が対象です。調査には、新聞・テレビ・SNSなどの7つの媒体についての信頼度を測るための質問が含まれており、合計3,016名が回答しました。

高校生のメディア信頼度の詳細



新聞



調査の結果、新聞の信頼度については興味深い結果が得られました。男子は「少し信頼している」割合が多い一方、女子は「信頼している」と答えた人が多いことが見受けられました。しかし、全体的には約6割の男子と7割の女子が「見ていない」と回答しており、新しい情報を得るにはあまり利用されていないことが分かります。

テレビ



次いで、テレビのニュースは高校生の信頼を最も集めています。男子の75%、女子の84.9%が「信頼している」と回答し、他の媒体と比較しても信頼度が高いことが際立ちます。テレビは依然として高校生にとっての主要な情報源の一つと言えるでしょう。

ニュースサイト



ニュースサイトに関しては、「少し信頼している」と感じている高校生が多く、男女共に信頼度は高くないものの「見ていない」と回答した割合は約3割。一方で、情報収集手段としては利用されていますが、全面的に信頼されているとは言えない結果です。

ニュースアプリ



ニュースアプリからの情報については、女子の約5割が「少し信頼している」と答える一方で、多くの女子が「見ていない」とも答え、過半数に達しています。これは、ニュースアプリが情報源としての役割を果たしきれていないことを示唆しています。

SNS



SNSから得られる情報の信頼度では、有名人やフォロワーがシェアするニュースの信頼度は「少し信頼している」が最も多かったものの、「あまり信頼していない」とする回答も多く見られました。特に、友人やフォロワーからの情報に対しては慎重な姿勢が窺えます。

結論



総じて、高校生が最も信頼しているメディアはテレビであり、一方で新聞はほとんど見られていない結果に終わりました。この調査からは、メディアリテラシーの重要性が強調されており、高校生自身が情報を選別し、正しく理解する能力を養うことが求められています。

今後も、このような調査を通じて若い世代のメディアへの関心と信頼の動向を注視する必要があります。メディア・リテラシーは、私たちが情報社会を生きる上で欠かせないスキルです。


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