敷島製パンが「プラチナくるみん」を認定
敷島製パン株式会社(Pasco)は、次世代育成支援対策推進法に基づき、「プラチナくるみん」認定を2025年3月に受けることが決定しました。この認定は、厚生労働大臣から授与されるもので、企業が育児支援において優れた取り組みを行っていることを示しています。Pascoは、2009年に「くるみん」の認定を取得して以来、育児支援に関する制度の充実に努めてきました。今回は、その具体的な取り組みと成果をお伝えします。
プラチナくるみんの意義
「プラチナくるみん」は、すでに「くるみん」認定を受けた企業の中から、さらに高い基準を満たした企業に与えられる特例認定です。この認定を受けるためには、企業が策定した行動計画の目標達成だけでなく、さまざまな育児支援策を実施し、社員が育児と仕事を両立できる環境を提供する必要があります。
Pascoの育児支援に関する取り組み
企業主導型保育施設の設置
特に注目すべきは、刈谷工場内に設立された「Pascoかりや保育園」です。これは企業主導型の保育施設で、社員が安心して子どもを預けられる環境を整えています。この保育園の設置は、特に若い親たちにとって大きな支援となっており、育児と仕事の両立をスムーズに行うための重要なステップです。
男性社員への支援強化
さらに、配偶者が出産を控えた男性社員との面談を行うシステムも導入しました。これにより、男性社員の育児休業取得率が向上し、家庭の育児を支える意識が高まっているのです。育児はもはや女性だけの責任ではなく、全ての社員が協力し合う姿勢が求められています。
育児支援制度の拡充
Pascoでは、「つわり休暇」や「育児のための短時間勤務」、「積立有給休暇」など、多岐にわたる育児支援制度を整備しました。例えば、つわり休暇は本人の申し出に基づいて取得可能であり、育児のための短時間勤務は子どもが小学校を卒業するまで利用できるため、長期にわたって安心して働ける環境が提供されています。
また、配偶者出産準備休暇についても、出産予定日の6ヶ月前から3日間の有給休暇が取得でき、社員の負担を軽減しています。このように、Pascoでは育児と仕事の両立をしっかり支援するための制度を拡充し続けています。
ダイバーシティの取り組み
Pascoは育児支援だけでなく、「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」を掲げ、多様な人材が活躍できる環境作りにも力を入れています。性別や国籍に関わらず、ひとりひとりが持つ価値を尊重し、意見を尊重する社風を目指しています。これにより、全ての社員が自らの能力を最大限に発揮できる職場環境を整備することが可能になります。
今後の展望
今後もPascoは、両立支援制度のさらなる拡充や改革を進め、社員全員がより良い環境で働けることを目指します。子育てを支援する企業文化の浸透によって、社員が安心して育児に取り組める状況を維持し、企業としての成長を図っていくのです。これからも、社員一人ひとりがイキイキとした生活を送れるよう、Pascoの取り組みに注目していきましょう。