サンスターが台湾市場に贈る新しい風
サンスターグループが、ペットに寄り添った製品『QAIS-air-04』を台湾市場に初めて導入します。この除菌脱臭機は、ペットのトイレ臭に特化した設計で、多くのペットファミリーに新しい快適さを提供することを目指しています。2025年1月にはオンライン店舗での販売を予定しており、その後はペット用品店などでも入手できるようになります。
台湾のペット市場の動向
近年、台湾では犬や猫を飼う家庭が増加傾向にあります。台湾農業部が発表した2023年のデータによれば、ペットを飼っている家庭の割合は28.3%に達し、前回の調査からも6.7%の増加が見られます。この成長は、ペットに対する関心の高まりを如実に示しています。特に、2022年の統計では、新規登録された犬と猫の頭数が約24万頭に達し、新生児数を大幅に上回る結果となっています。
しかし、台湾の気候は高温多湿であり、それによりペットの毛皮にも油分が蓄積しやすくなります。これが臭いの原因となり、飼い主にとって悩みの種となっています。ペットの尿やフンをそのまま放置すると臭いがさらにひどくなるため、効果的な除菌と脱臭が求められています。
QAIS-air-04の特性
『QAIS-air-04』は、ペットファーストの設計が施された、壁掛け式の除菌脱臭機です。ペットのトイレ臭の主成分であるアンモニアを、部屋全体に広がる前にキャッチし、効率的に脱臭します。特に注目すべきは、光触媒とUV光を搭載した独自の技術です。この技術により、ニオイや菌を繰り返し分解し、フィルターを交換する必要がないため、お手入れもとても簡単です。
また、ペットの安全性を考慮して設計されており、低電圧化が実現されています。さらに、電源コードの保護カバーが付いているため、ペットが触っても安全です。そして静音設計もなされており、運転音は約21dBに抑えられています。
台湾進出に向けた販売戦略
サンスターは、1月8日から2月28日まで、台湾のライフスタイルECサイトiCook.comにて『QAIS-air-04』を先行販売する予定です。その後、3月以降には、ペットショップやペットホテルを含む160以上の小売店や、momo Shopping、Pchome 24h Shoppingなどのオンラインプラットフォームでの販売が行われる予定です。この販売戦略によって、インターネットを中心に、他国への展開も見据えていく考えです。
おわりに
サンスターは、ペットとその家族が健康で快適に過ごせる空間作りを目指し、台湾市場に新たな挑戦を行います。『QAIS-air-04』により、多くの家庭がペットの臭いに悩むことなく、安心して過ごせる環境を手に入れることでしょう。これからのサンスターの活躍に、ますます期待が高まります。