日本の伝統美を現代的にアレンジした新しい婚礼和装、ituwaの「KIMONO COLLECTION 2025」が発表されました。このコレクションは、フランス、イタリア、スペインの上質な生地を使用し、伝統と現代のファッションが見事に融合した全8種類の新作から成り立っています。特に注目すべきは、「夢現(ゆめうつつ) Y U M E U T S U T S U」と名付けられた打掛スタイルです。これは花嫁のために、まるでドレスのように軽やかにデザインされており、従来の婚礼和装の概念を覆すアイテムとなっています。
それぞれのデザインには独特な名前がつけられており、例えば「雪中花(S E C H U K A)」は雪の中に咲く花のように、優美で立体的な模様を持つ打掛です。この一着は、油絵のような美しいジャカード素材を使用しており、プリントではなく織りで作られています。柄が控えめであればあるほど、花嫁そのものを引き立て、特にフィルム映像においてはその繊細さが際立ちます。
また、「香久山(K A G U Y A M A)」や「藍桜(A I Z A K U R A)」といったデザインも魅力的です。それぞれの衣装は日本の自然や古典にインスパイアされたもので、花嫁のストーリーを色鮮やかに描き出します。これにより、歴史的な建物やモダンな会場など、様々なシチュエーションで映えるデザインを実現しています。