FC大阪との契約更新を通じて水分補給の新たな基準を創出

FC大阪との新たな未来を切り拓く契約更新

象印マホービン株式会社がFC大阪とのコンディショニングパートナー契約を2026年度も継続することが発表されました。この契約は、2023年6月に締結されたもので、両者が協力してアスリートたちの水分補給を通じて、「アスリートが100%の力を発揮できる世界の実現」を目指しています。これまで「感覚」に頼ることが多かったコンディショニングにおいて、データを駆使することで課題解決に向けた具体的なアプローチが行われています。

課題の見える化

2025年度に向けた取り組みの一環として、2024シーズンの公式戦データが分析されました。その結果、選手たちのパフォーマンスに影響を与える「脱水率」が全体の46%において2%を超えていることが明らかとなりました。この状況は、試合の後半での走行距離の減少にも関連しており、選手たちが熱中症や怪我のリスクにさらされる可能性が高まっていることを意味しています。特に脱水率が3%以上の場合は約1割の選手が影響を受けていることも分かりました。

当社の革新的なサポート

これらの課題に対処するため、象印マホービンは以下の2つの主要なサポートを実施しています。

1. 飲水計画のパーソナライズ: 独自の発汗量予測モデルを基に、選手一人ひとりに最適化された飲水計画を提案しています。

2. IoTボトルの活用: これにより、選手の飲水実績がリアルタイムで可視化され、選手が自分の水分補給状況を把握しやすくなっています。これにより、データに基づく指導が行われ、選手たちの意識も変化してきたとのポジティブなフィードバックが寄せられています。

データに裏打ちされた意識改革

FC大阪の代表取締役社長である近藤祐輔様は、昨シーズンの取り組みを通じて、「感覚」に依存していた課題がデータにかわったことで、チームに大きな意識改革が生まれたと述べています。この意識の変化を通じて、新たな戦術を試す際にも選手たちのパフォーマンスを最大限引き出すことが期待されています。さらに、FC大阪は「データを活用して選手のコンディションを科学するクラブ」として、サッカー界全体の発展に寄与することを強く望んでいます。

新たなスタンダードの確立

象印マホービンの新事業開発室プロジェクト担当の坂本浩太様は、プロスポーツの現場で水分補給が「感覚」に左右されがちだったことに言及し、この課題に対して客観的なデータを用いることで選手の行動を変容させ、パフォーマンスの向上と怪我の予防を同時に実現することを目指しています。FC大阪とのパートナーシップを通じて、「水分補給を科学する」という新たなスタンダードを確立し、より多くのアスリートにその価値を届けていく意気込みを示しました。

FC大阪について

FC大阪は、大阪府東大阪市をホームに活動するJリーグ（J3）クラブです。地域に根ざしたブラジルサッカーを取り入れたプレースタイルが特徴で、多くのファンから支持されています。公式ホームページではチームの最新情報やイベント情報が掲載されています。

皆さんもぜひFC大阪の取り組みを応援し、一緒にアスリートたちの明るい未来を築いていきましょう！