中学生がミニ経営体験！ワンピースの新しい取り組みとは？

株式会社ワンピースがデザインするミニ経営体験

2025年11月10日から14日までの間、兵庫県加古川市にある株式会社ワンピースが中学生を対象にした「トライやる・ウィーク」を実施しました。このプログラムは、地域の中学生の成長を目指し、実際にビジネスを体験するというもの。特に、「新しい自分が見つかる」をテーマに掲げ、実践的な学びを提供しました。

5日間のプログラムの概要

この活動では、3名の中学生が参加し、商品検品、会計業務、ブランド運営、SNS告知、店舗レイアウトなどの実務を体験しました。最終日にはアリオ加古川で1日限定のブティックをオープンし、売上136,500円、購入者数48名という成果を収めました。単なる職場体験を超え、原価や経費を考慮した「利益を生み出す経営」への理解を深める内容です。

プログラムの意義

「トライやる・ウィーク」は働くことの意義を学ぶ機会であり、兵庫県が1998年にスタートしたプログラムです。ワンピースの取り組みは3年目を迎え、「新しい自分が見つかる」をテーマにしたことで、以下の4つの姿勢を重視しました：
1. 失敗を恐れず、過程から学ぶ
2. 将来の可能性を広げるきっかけを作る
3. 自分の新しい一面を発見する
4. 体験を通じて日々の成長を実感する
このプログラムを通じて、中学生が自身の可能性を再発見する機会が提供されました。

体験のプロセス

プログラムは、基礎から実際のビジネスシーンまで幅広く網羅されていました。具体的なスケジュールは以下の通りです：

- 1日目：ビジネスの基礎を学ぶ 会社説明や商品検品を実施し、チームビルディングのための価値観カードゲームも行いました。
- 2日目：利益の仕組みを知る 会計ワークを通じて、原価や販売単価、固定費の関係性を学びました。
- 3日目：販売会に向けた準備 チラシ作成や商品撮影を行い、販売会に備えました。
- 4日目：開店準備 商品への値付けやショップのレイアウトを考えました。
- 5日目：ブティックの開店 実店舗を運営し、接客や会計の実践を行いました。

結果と参加者の感想

このプログラムの結果、購入者数は48人、販売点数は86点、売上合計は136,500円に達しました。参加した中学生からは、企業側からの言葉や実際のお金を稼ぐ大変さを実感したという感想が多く寄せられました。「得意なことを活かせるようになった」「仕事のリアリティを学べた」といった声が、彼らの自信と成長を示しています。