ケミトックス、化粧品規制対応支援サービスを新たに開始

ケミトックスが化粧品規制対応支援サービスを開始

東京都大田区に本社を置く株式会社ケミトックスが、化粧品やパーソナルケア製品に必要な原材料に関する新サービスを始めました。このサービスは、ヨーロッパ連合（EU）での化粧品に対する厳しい規制に対応するためのものです。

ナノマテリアル特性評価

特に注目すべきは、ナノマテリアルの特性評価です。EUでは、100ナノメートル未満のナノ粒子について、特定の規則（EC規則1223/2009）に従い、当局への届け出が必要です。このリークを受け、ケミトックスでは、OECD TG 125に基づくナノマテリアルの粒子寸法評価サービスを提供し、試験機関との連携で実施します。

このサービスにより、企業は安心してナノマテリアルを使用した製品の販売を続けることができます。また、3つの測定技術（Transmission Electron Microscopy (TEM)、Scanning Electron Microscopy (SEM)、Dynamic Light Scattering (DLS)）を通じて、ナノ粒子とその粒度分布を正確に把握できます。

マイクロプラスチック規制への対応

続いて、化粧品の成分としてのマイクロプラスチックが制限される新しい規制（EU No. 2023/2055）への対応も重要です。これにより、化粧品に意図的に使用されるマイクロプラスチックの使用が厳格に規制され、これに対する実証試験を行う必要があります。ケミトックスでは、ISO/IEC 17025またはGLP認証を受けた試験所での生分解性試験や溶解性試験を実施し、詳細なレポートを提供します。

これにより、企業は法令遵守を確実にしつつ安定した製品提供が可能となります。

一貫したサービスを提供

ケミトックスの提供するサービスには、ナノマテリアルの粒子寸法分析、生分解性や溶解性の試験が含まれています。また、EU REACH規則への対応コンサルティングを受けることもでき、グローバルな市場において製品の関連規制に対応する手助けをします。これにより、日本企業が駄目元の製品を売り込む際に直面する壁を乗り越えるお手伝いをしています。

近年、化粧品業界は環境への配慮が求められ、規制が急速に進化していることから、こうしたサポートサービスの重要性が増しています。ケミトックスの取り組みにより、企業は新たな市場への参入を可能にし、持続可能な製品提供を実現する助けとなるでしょう。