自然と都市の融合を提案するPHENIXの新コレクション
2026年春夏シーズン、スキーウェアブランドのPHENIXが新たな一歩を踏み出しています。デザイナーの宮下貴裕氏による「PHENIX by TKMT」とのコラボレーションに加え、ファッションブランドTOGAとの新しいコラボレーションも発表されました。本コレクションのテーマは「地平線」。その名の通り、雪山で培われた知恵を都市的なスタイルに変換する試みがなされています。
地平線を意識したデザイン
PHENIXのコレクションは、地平線に関する映画監督の言葉からインスパイアを受けています。「地平線が下にあると面白い絵になる。上でも面白い。真ん中だと死ぬほどつまらん。」という考え方は、視覚のわずかな変化が印象を大きく変えることを示しています。この視点を模して、丈バランス、カッティング、構造設計が行われ、コレクションに新しい視覚的焦点をもたらしています。
砂丘や海岸での撮影では、自然との共鳴を強調するビジュアルが展開され、服のラインが新たなシルエットを作り上げる様子が印象的です。PHENIXが誇る機能性素材の軽さや快適性を活かしつつ、都市的でミニマルな美学が際立っています。
テクニカルウェアの新たな展開
「PHENIX by TKMT」では、テクニカルウェアが静的で彫刻的な視点を取り入れた形で展開されます。素材の影や質感の微妙な違いが、シルエットの輪郭を際立たせる要因になります。ピンソニック加工された高周波キルトや軽量のナイロン、さらには防水レザーなど、異なるテクスチャーの素材を重ね合わせた結果、軽さと密度、さらには硬さと柔らかさが絶妙に共存しています。
TOGAとの特別コラボ
新たに発表された「PHENIX by TOGA」では、PHENIXの機能美とTOGAの構造美が交差します。このコレクションは、落ち着きのある色合いで描かれた抽象的な柄が特徴で、自然の要素を内包したデザインが魅力的です。岩肌のミネラルやワイルドな森の光、自然のノイズをイメージさせるために、プリーツやタックを用いて流動感を表現しています。
コレクションのタイトルである「HYBRID MA-1 SPINDLE BLOUSON」や「TACTICAL MEMORY BALLOON SKIRT」など、機能素材と造形的なデザインが組み合わさり、雑誌やインスタグラムで見ることのできる現代のファッションを再定義する作品となっています。これにより、日常の中に潜む自然の要素が引き立てられ、新たな美しさを感じさせるコレクションです。
予約販売の詳細
このコレクションは、2025年12月18日(木)より公式オンラインストアにて予約販売が開始されます。また、全国各地のセレクトショップでも順次展開されるため、ぜひチェックしてみてください。公式オンラインストアやInstagramでは、コレクションの情報を発信していますので、要注目です。
PHENIXは、1952年に設立されて以来、70年以上にわたり革新を続け、ウィンタースポーツのシーンをリードしてきました。今後も進化し続けるPHENIXの最新の取り組みを楽しみにしましょう。