大阪・船場の新たな名品「こぶしゃり」
2025年4月1日、大阪船場に本店を持つ老舗昆布専門店「神宗」と、国産素材を活かした洋菓子ブランド「五感」による待望のコラボ商品、昆布だし醤油とお米を使用したチュイールクッキー「こぶしゃり」が発売されます。このユニークなお菓子は、大阪の食文化と歴史を背景に誕生しました。
「こぶしゃり」のこだわり
「こぶしゃり」は、北海道産の天然利尻昆布をベースにしただし醤油と、厳選された国産米100%のお米を使用しています。チュイールクッキーには黒ごまも加えられ、オリジナルな風味が楽しめるようデザインされています。五感のパティシエたちの技術が光る、豊かな味わいの和スイーツとなっています。このお菓子は、九州や関西を中心に多くの地域に愛されることでしょう。
大阪と昆布の文化
大阪は、江戸時代から全国の上質な素材が集まる「天下の台所」として知られています。その中心には、昆布がありました。北海道から大阪への西まわり航路が確立されて以来、昆布の需要が高まり、様々な食品文化が育まれました。出汁昆布や塩昆布など、その加工品は大阪の美味しさの一端を担ってきました。
昆布文化が発展した背景には、大阪の人々の食へのこだわりがあり、今では昆布だしは家庭料理の必需品となっています。今回の「こぶしゃり」は、そんな大阪の昆布文化を再評価し、現代にマッチした形で楽しむことができる一品です。
お米の歴史とその影響
実は、昆布と並ぶもう一つの大阪の重要な素材がお米です。江戸時代には年貢として全国から集められ、大坂・堂島で米市場が発展しました。このエリアには多くの米蔵が建てられ、入札制の市場が形成されました。このように、お米もまた大阪の食文化を支えてきた柱となっています。
商品概要と販売情報
「こぶしゃり」は、以下のパッケージで販売されます。まずは単品として1枚税込87円(本体価格80円)、10枚入972円(本体価格900円)、20枚入1944円(本体価格1800円)となります。販売は2025年4月1日から開始され、五感の北浜本館や各高島屋店舗などで手に入れることができます。特に注目すべきは、2025年4月13日から10月13日に開催される「大阪・関西万博」での販売も予定されています。インスタ映えするデザインと味を兼ね備えた「こぶしゃり」を、ぜひその機会にお試しください。
「こぶしゃり」は、厳選された素材を活かし、大阪の伝統を感じさせる創造的なスイーツです。和洋折衷の魅力をぜひ味わってみてください。大坂の歴史あるお菓子として、未来の名品になること間違いありません!