学生とFUJIの連携
2025-07-17 16:16:22

北海道武蔵女子大学とFUJIが連携!学生の力で食支援の課題を解決する

北海道武蔵女子大学と株式会社FUJIの新たな取り組み



2025年4月22日から7月22日までの期間、北海道武蔵女子大学経営学部で実施された「リーダーシップ応用演習」では、学生が地元企業の課題に対して新しいビジネス企画を提案しました。特に注目を集めたのが、食品卸売業者の株式会社FUJIとの連携です。

株式会社FUJIとは



株式会社FUJIは、1972年に創業し、北海道札幌市を拠点とする食品卸業者です。同社はお中元やお歳暮といったギフト商品の提供で知られていますが、近年ではこども食堂やフードバンクの運営支援にも力を入れています。特に、これらの施設に食材を届ける「食支援の物流ハブ」としての役割が注目されています。

産学連携での課題解決



この授業では、FUJIが提示した課題は、食品ロス削減と道内の食支援活動の認知拡大です。学生たちは、メディアを通じての広報活動を提案することに決まり、プレスリリースを初めて起案しました。これにより、「こども食堂・フードバンクの裏側」と題したテーマで、どのように食材が運ばれてくるのかの企画を進めました。

食支援活動の重要性



北海道には、こども食堂とフードバンクを支援するための2大ネットワーク「こども食堂北海道ネットワーク」と「北海道フードバンクネットワーク」が存在します。これらのネットワークが協力して、食糧提供が必要な地域での安全・安定した運営を目指していますが、広大な土地柄からくる情報の流れや物流の問題も抱えています。特に、一括納品を希望する企業側と食品を受け取る側との調整が課題となっています。

FUJIの取り組み



FUJIは、企業からの大量寄付を効率よく行うため、独自の物流スキームを構築しました。これにより、企業は多くの食品をFUJIの倉庫に一括納品し、FUJIがそれを必要とするこども食堂やフードバンクに配送する仕組みです。このことで寄付品の均等化が進み、食品ロスの削減にも繋がることが期待されています。企業に寄付を呼びかけるポスターなども作成し、活動の認知度を高めています。

学生インタビューの実施



授業の中では、実際に食品を受け取っているこども食堂の運営者やボランティアへのインタビューを行うことも企画され、学生たちは生の声を通じて支援活動のリアルな現場を知ることができました。インタビューを受けたNPOボラギャングの代表、野澤美香氏は、こども食堂を通じた地域との関わりの重要性を強調し、今後の課題についても言及しました。

未来に向けた期待



今後、北海道でのこども食堂やフードバンクの増加が見込まれます。北海道武蔵女子大学の学生たちが参加したこの取り組みを通じて、幅広い支援が進むことが期待されています。

実際、こども食堂北海道ネットワークには170箇所以上の食堂が参与し、フードバンクネットワークにも16箇所が参加しており、今後の展開が楽しみです。学生たちの視点や新しいアイデアが、地域の食支援活動に新たな風をもたらすことを願っています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

関連リンク

サードペディア百科事典: 食品支援 北海道武蔵女子大学 株式会社FUJI

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。