NOSE SHOPとPAMMのコラボレーション
香水が豊かに香る日本。かつては“香水砂漠”と称されたこの国に新しい風を運ぶ、ニッチフレグランス専門店「NOSE SHOP」が誕生したのは2017年8月。以来、独自のセレクトで、香りを愛する全ての人々に特別な体験を提供してきました。そして、2023年、そんなNOSE SHOPが新たに挑戦するのが、店舗スタッフの制服のリニューアルです。
コラボレーションの誕生
この新しい制服は、全く新しいコンセプトとして、ホームウェアブランド「PAMM」とのコラボレーションによって実現しました。「Wear my thought 思考を纏う」というテーマを持つPAMMが、NOSE SHOPとタッグを組むことで「都市と感性のコラージュ」という独創的なデザインが生まれました。
もう一つの魅力は、デザイナーによる手作業を大切にした製品作り。オーガニックコットンや再利用素材が使われ、環境にも配慮されています。すべてのアイテムが一点物で、そのデザインはすべて異なり、着用するスタッフの個性が際立つ作りになっています。
「都市と感性のコラージュ」
PAMMが提案する新しい制服のデザインは、都市に漂う“香り”を視覚化したような自由で繊細なものです。特に、NOSE SHOPが掲げる「Follow your NOSE. (自分の鼻を信じて進め)」というメッセージが形になったかのようです。これにより、香りや感性を重視し、自分自身の直感を信じることの大切さを示しています。
都会の中で感じる香りは、その街に住む人々の体温によって生まれ、成長します。スタッフが身に纏う新しい制服を通じて、訪れるお客様にもこの香りの文化が伝わることでしょう。
デザイナーの思い
コラボレーションに寄せたPAMMデザイナー、飛田正浩氏の熱意は特に印象的です。彼は「都会」をテーマに、香りを色として表現し、独自の染色技術「ロウけつ染め」を用いてデザインに取り組みました。この技法は、布の中に色と香りが融合することを目指しています。
「街は人の香りでできている」と彼は語ります。忙しい現代社会の中で、無臭を追求する傾向が強まっていますが、飛田氏はそれを否定し、むしろ人々が持つ独特の香りこそが大切であると強調します。
香りを楽しむ文化の拡張
新制服の発表は、NOSE SHOPの香り文化をさらに広げる契機となるでしょう。同店は、初心者から愛好家まで、誰もが自由に香りを楽しんでほしいという想いを大切にし、表現の場として、また独自の魅力を発信することを目指しています。
新しい制服を着たスタッフは、これまで以上にお客様との感覚的なつながりを深め、香りの魅力を周囲に伝えてゆくことでしょう。まさに、香りとファッションが共鳴しあう豊かな体験が実現します。
まとめ
このように、PAMMとNOSE SHOPのコラボレーションは、香りの新しい世界を現実のものとし、自分らしさを大切にする大切なメッセージを送っています。これから香りを楽しむ日本の文化は更に広がり、独自のスタイルを持った人々が集い、感性を磨く場となることでしょう。新しい制服の登場と共に、ぜひ一度NOSE SHOPへ足を運んでみてはいかがでしょうか。