2025年毎日ファッション大賞受賞者発表！新たな才能と革新の波

2025年（第43回）毎日ファッション大賞の結果が発表され、今年の受賞者たちが日本のファッション界に新たな風を吹き込むことが期待されています。大賞には人気ブランド「AURALEE」を手掛けるデザイナー、岩井良太さんが選ばれました。これに加えて、新人賞は「FETICO」の⾈⼭瑛美さんが受賞し、ファッション業界の未来を担う才能が評価されました。

大賞受賞者：岩井良太さん

岩井良太さんは1983年に生まれ、文化服装学院でパタンナーやデザイナーとしてのスキルを磨いてきました。2015年に自らのブランド「AURALEE」を立ち上げると、瞬く間に注目を集めました。特に、彼のデザインはエイジレスかつジェンダーレスで、優れた素材使いと丁寧な製法が特徴です。このスタイルは、国際的な市場でも高い評価を受けており、グローバルなファン層を形成しています。

「AURALEE」は、品質にこだわった美しい作品を通じて、現代人のライフスタイルに寄り添ったファッションを提案しています。岩井さんの受賞は、彼が築いてきたブランドの成長と革新の証です。

公式HP: AURALEE

新人賞受賞者：⾈⼭瑛美さん

⾈⼭瑛美さん（1986年生まれ）は、ロンドン留学を経て、2010年にエスモードジャポン東京校を卒業しました。独自の視点で女性の美しさを引き出すデザインを展開し、2020年には「FETICO」を立ち上げました。美意識や身体観を再構築した作品は、上品さや曲線美を追求し、多くの支持を集めています。彼女のデザインは革新的であり、繊維産地や職人との協業によって、持続可能なファッションを目指しています。

特に、2025年8月にはワコールとのコラボ商品を発表予定で、楽天の「by R」プロジェクトも控えています。彼女の活躍は目が離せない存在となっています。

公式HP: FETICO

鯨岡阿美子賞受賞者：宮浦晋哉さん

鯨岡阿美子賞を受賞した宮浦晋哉さん（1987年生まれ）は、株式会社糸編の設立者であり、ファッションキュレーターとしても知られています。彼は日本のものづくりを大切にし、地域産業の魅力を発信するために、年間200以上の繊維産地を訪問しています。彼の活動は、テキスタイル産業の持続可能性に貢献するものと高く評価されており、ファッション界に新しい視点を提供しています。

公式HP: 株式会社糸編

話題賞：YKK「YKKファスニングアワード」

話題賞として、YKKファスニングアワードが受賞されました。このアワードは、若手クリエーターの国際的な活躍を支援するために設立されたもので、今年で25周年を迎えます。新たに設けられた「Circular Design特別賞」ではサステイナブルなデザインを評価し、未来のファッションを切り開く取り組みが期待されています。

公式HP: YKKファスニングアワード

特別賞：皆川明さん

選考委員特別賞には、皆川明さん（1967年生まれ）が選ばれました。彼のブランド「minä perhonen」は、オリジナルのテキスタイルを用いて衣服やインテリアアイテムなどを展開し、持続可能なものづくりを追求しています。また、国内外での展覧会も行い、多くのファンに愛されています。2025年のフィンランド政府による勲章授与も、彼の業績を物語っています。

公式HP: minä perhonen