『LIFERNY』の挑戦
2026-08-05 11:32:43

香川県発!メンタルヘルス手帳『LIFERNY』の夢を実現する挑戦とは

香川県発の新たな挑戦:『LIFERNY』の魅力と展望



元香川県庁職員で現在はフリーランスのデザイナーとして活動する中瀬一菜さんが、メンタルヘルスを支える新しい手帳『LIFERNY(ライファニー)』を開発しました。この手帳は、彼女が経験したうつ病からの復帰過程を元に生まれたもので、2026年の8月にはクラウドファンディングが開始される予定です。手帳開発の背後には、「書けない日」をも肯定する優しい設計があります。

公務員からフリーランスへ:過酷な経験とその教訓


中瀬さんは香川県で香川県庁に勤務していましたが、初めての異動を受けた後、うつ病を発症。日常生活が困難となり、休職せざるを得ませんでした。休職中の生活は厳しく、毎日が寝たきりの状態。そんな彼女を支えたのが「生活記録表」でした。これは、臨床心理士からの提案で、日々の出来事や気分を記録するものでした。しかし、従来の記録方法では、自身を病人として扱い、「書けない日」を悔い、負担を感じることが多かったと言います。

書くことがもたらす癒やし


その後、中瀬さんは市販の手帳を使い、記録を続けることで、自分自身の生活や健康について学びました。その経験から彼女は、メンタルヘルスに苦しむ人々のために、心を癒やす手帳の設計を決意。手帳は、事務的な記録から解放し、自分の心を大切にする手段へと昇華させるべく開発されました。

『LIFERNY』の特徴と三つのリフィル


『LIFERNY』は、心の状態に応じて使える3種類のリフィルを特色としています。

  • - Pure(ピュア)マンスリー型:気分を「顔シール」で表現し、行動を「できたシール」で振り返るシンプルな機能。
  • - Plain(プレーン)ウィークリー型:書くことができる一方で、書けない日にも「ご自愛シール」を使って自己肯定を促します。
  • - Prime(プライム)デイリー型:完全に自分の言葉で記録を取るデイリー型で、自由な発想で自己理解を図ります。

このように3つのリフィルは、それぞれ異なるペースで自己表現を促してくれるよう設計されています。また、日付レスであるため、いつでも始められ、途中で辞めても気負わないことができる配慮もなされています。

コミュニティの重要性と地域貢献


手帳を購入した人は、専用のオンラインコミュニティに参加できます。ここでは、同じ悩みを持つ仲間とつながり、情報やサポートを得られる環境が整っています。このプロジェクトの大きな目標は、香川県の精神科病院や就労継続支援事業所への寄贈です。この寄付金は、地域に恩返ししながら、メンタルヘルスの啓発に寄与するために使われます。

未来に向けた新しい経済圏の形成


さらに、購入者限定コミュニティは将来的にはDAO(自律分散型組織)へと発展することが目指されています。ボランティアの取り組みや善意を価値として可視化し、誰もが安心して心のケアを受けられる社会の形成を目指します。

中瀬さんの『LIFERNY』は、個人のケアを通じて、メンタルヘルスを支える新たな文化を築いていくことでしょう。心の悩みを抱える人々に向けた優しさが広がる様子を、私たちもぜひ見届けたいものです。


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