「服の交換会」で体験する未来のファッションとSDGs
2025年11月1日(土)・2日(日)、兵庫県神戸市のマリンピア神戸で「服の交換会」が開催されます。レディースアパレルブランドの株式会社ワンピースが主催し、高校生が中心となって運営を行うこのイベントは、ファッションと持続可能な開発目標(SDGs)について、楽しみながら学ぶ新たな取り組みです。特に今回のイベントでは、神戸市・明石市の高校生たちが参加し、通常の「服の交換会」にはない独自の企画を展開します。
環境負荷の“見える化”で服選びを変える
このイベントでは、フランス発の環境評価ツール「Ecobalyse」(エコバリズ)を用いた新しい取組が行われます。出席者は、自らが選んだ一点の服に対し、その環境への影響を示すラベルが付される仕組みです。これにより、参加者はその服がどれほどの環境コストを要しているのかを直感的に理解できます。環境を意識した服選びの基準を提供することで、SDGsへの理解を深めるきっかけを作ります。
高校生たちの情熱
この新企画を発案した高校1年生の生徒Sさんは、「自分が選ぶ服がどれほどの環境影響を与えているかを知ることが大切だと思い、周りの人たちにもその必要性を伝えたかった」と話しています。彼女は探究型授業で得た知見をもとに、参加者が環境について考えるきっかけを作るべくラベル企画を提案しました。「環境負荷の大きな服が敬遠されるのではなく、自分が好きな服を選ぶと同時に、その服を作るために必要なリソースを育ててくれた環境も思いやる機会であってほしいです」と彼女は続けます。
参加方法とイベントの詳細
イベントは、参加者が不要な衣類を持参することで成り立っています。持参した衣類1点につき、会場内の任意の服と交換でき、最大5点まで可能です。参加費は550円(税込み)で、これはイベントの運営にかかわるコストを賄います。
- - イベント名: 服の交換会 in 神戸 〜高校生と考えるファッションとSDGs〜
- - 開催日時: 2025年11月1日(土)・2日(日)10:00〜17:00(最終日は16:00まで)
- - 開催場所: マリンピア神戸敷地内の西側オープンスペース
ファッション業界への新しいアプローチ
ファッション産業の環境負荷が懸念されていますが、この「服の交換会」は、その改善に向けた第一歩と言えるでしょう。毎年日本国内での衣類廃棄は数十万トンに及び、リサイクル率はわずかであるという現実を考えると、地域住民と高校生たちが協力しあうこのイベントは、持続可能な社会づくりへの重要な一歩です。
今後もこのような蔵の取り組みが促進されれば、ファッションを通じて明るい未来を描く手助けとなるでしょう。「服の交換会」に参加して、あなたも未来の服について考えてみませんか?
終わりに
この取り組みに関しては、公式インスタグラム(
@fukukokan_)でも随時情報が発信されています。積極的にフォローして、サステナブルな未来の一員となりましょう。
この試みは、ファッションを楽しむ新たな可能性を広げると共に、環境問題への関心を高める一助となることを目指しています。若い世代が自らの影響を意識しながら、持続可能な選択をすることが求められる中で、このようなイベントが重要な役割を果たすことを期待しています。