三陽商会、2030年度のSBT認定到達について
株式会社三陽商会(東京都新宿区)は、2030年度までの環境目標として温室効果ガスの排出量を大幅に削減することを目指し、国際的な取り組み「SBTi」からSBT(科学に基づく目標)認定を受けました。これは、企業がパリ協定に沿った基準で設定した温室効果ガス削減目標が評価されるもので、三陽商会はより持続可能な社会を実現するために確固たる決意を示しています。
削減目標の具体的な数値
三陽商会は、具体的な数値目標を以下の通り掲げています。
1.
Scope1・2のGHG排出量: 2019年度に比べ52%の削減を2030年度までに達成。
2.
Scope3(カテゴリ1・3・4・12): 2019年度に比べ30%の削減を2030年度までに進める予定。
この大きな取り組みは、事業活動の中での環境負荷軽減を目指し、様々な施策へと発展しています。
環境への取り組み
三陽商会は、2023年より「持続可能な地球環境への貢献」を企業の重要課題の一つとし、積極的な施策を展開中です。最近では、
- - LED照明の導入: 店舗やオフィスにおける省エネルギーの促進。
- - 再生可能エネルギーの活用: 2024年12月には東京四ツ谷の本社ビルを再生可能エネルギー100%に切り替えます。
- - 環境配慮型素材の使用: サステナブルな製品作りにフォーカス。
- - 廃棄物削減: 商品の在庫管理を見直し、廃棄物を減らします。
- - プラスチック使用削減とリサイクルの啓発: 店頭や物流におけるプラスチック削減に努めています。
これらの施策を通じて、業界全体での温室効果ガスの排出量削減を図ります。
サプライチェーン全体のモデル化
さらに、三陽商会は自社工場のモデル化を進め、自らのサプライチェーン全体におけるGHG排出量削減にも力を入れています。これにより、他の企業への影響を与え、広がりを持った環境施策の実現に向けた先駆的な役割を担うことを目指しています。
会社の姿勢とビジョン
三陽商会は、「ファッションを通じて美しく豊かな生活文化を」との理念を掲げている総合アパレルメーカーです。1943年の設立以来、変わらぬ価値あるものづくりを追求し、社会発展に寄与するために邁進してきました。今回のSBT認定取得は、その一環といえるでしょう。
地域や社会への貢献
エコへの取り組みだけでなく、地域社会への貢献も重視しています。公式WEBサイトには、さらなる詳しい情報が掲載されているので、ぜひ訪れてみてください。三陽商会の最新の環境活動に加え、今後の展望も楽しみにしましょう。
三陽商会公式サイト
このように、三陽商会は今後もGHG排出量削減に向けた活動を継続し、持続可能な地球環境に貢献する企業を目指します。