調理離れ解消プロジェクト
2025-10-30 14:54:39

若者の調理離れを解消するミツカンと日本女子大学の取り組み

若者の調理離れを解消する取り組み



愛知県半田市のミツカングループが、日本女子大学と共同で行っている「にっぽん食プロジェクト」が、2025年に向けて新たな取り組みを進めています。今年で4年目となるこのプロジェクトでは、若者たちの調理への興味を喚起するためのレシピ開発が行われています。

にっぽん食プロジェクトの概要



プロジェクトは2022年にスタートし、若者に日本の料理の魅力を伝えることを目的としています。今年度は特に「若者たちの調理の入り口を作る」をテーマに、食材や調理方法を工夫したレシピが開発されています。最近開催された「にっぽん食ワークショップ」では、参加した学生達が調理へのハードルを感じている現状について意見を出し合いました。

ワークショップの参加者



今回のワークショップには、日本女子大学食科学科の学生を含む51名が参加しました。昨年度は幼少期の食事手伝いに注目し、コミュニケーション能力を育むためのコンテンツを開発しましたが、今年度は「料理へのハードル」をどう取り除くかがテーマになり、学生たちが自身の体験をもとに意見を交わしました。

調理離れを解決するためのレシピ開発



参加者はそれぞれの体験を語る中で、どのようにして若者たちが「料理をしてみよう」と思えるかについて議論を深めました。その結果、開発したレシピには親しみやすいキャッチコピーが考案され、対象となる若者たちに届くよう工夫されています。各レシピは、簡単で楽しく調理できることを重視しており、学生たちも実際に試作やフィードバックを繰り返しています。

ワークショップの様子とレシピ



レシピ検討の様子



学生たちはグループディスカッションを通じて、メニューの内容や手順を考えながら、どのようにすれば料理に対する関心を引き出せるかを探求しました。例えば、学生の一人は家庭での料理経験を振り返り、調理が楽しいものであることを伝えることが大切だと語りました。

開発したレシピの特徴



開発されたレシピは以下のような特徴を持っています:
  • - 春: 鰆と春野菜のアクアパッツァ風包み蒸し。
  • - 夏: すいかとみょうがのゼリー寄せ。
  • - 秋: ワンパンじゃがいもキッシュ。
  • - 冬: 年越しそばでパッとタイ。

それぞれのレシピは、簡便でありながら見栄えすることを意識し、若者にも挑戦しやすい形で開発されています。

参加学生の感想



ワークショップに参加した学生たちは、特に自らの経験を通じて、若者が料理を手軽に楽しめるような工夫について意見を交わしました。「料理は特別なときだけではなく、日常的に楽しむものであるべき」という考え方が根付きを持つことが期待されています。

常に変化し続ける食のトレンドに適応しながら若者たちに日本の伝統食文化を伝えていくこのプロジェクト。今後もミツカンと日本女子大学の取り組みから目が離せません!


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