新時代のダンス・ミュージックを切り開くNinajirachiのデビューアルバム「I Love My Computer」

ガールEDMの旗手Ninajirachiが贈るデビューアルバム

オーストラリア出身の新進エレクトロニックアーティスト、Ninajirachi（ニーナジラーチ）が待望のデビューアルバム『I Love My Computer』をリリース。彼女のアーティスト名は、ポケモンの「ジラーチ」にちなんで名付けられ、これまで櫻坂46の「承認欲求」のリミックスなど、日本でも注目を集めてきました。デジタル時代のマエストロとして、Ninajirachiはエレクトロニックミュージックの新たな地平を切り開く存在です。

音楽とコンピューターの深い関係

「私は誰よりも多くの時間をコンピューターと過ごしてきました」と彼女は語ります。エレクトロニックミュージックに出会ったのも、彼女が小さな地方都市に住んでいた時、コンピューターに触れたことがきっかけでした。現実世界とは対照的なその体験が、彼女の音楽に与えた影響は計り知れません。コンピューターが彼女の楽器となり、音楽作りの中心に据えられているのです。

アルバムのコンセプト

『I Love My Computer』は、Ninajirachiがダンス、ポップ、エレクトロのジャンルの壁を超え、想像を絶する世界観を表現しています。特に、先行シングル「All I Am」や「Fuck My Computer」などからは彼女の才能が感じられますが、新たに収録された8曲によって、さらに深いノスタルジーを探求しています。

オープニングトラックの「London Song」では、コンピューターミュージックがもたらした機会への感謝の思いが込められ、後半の「CSIRAC」ではオーストラリア初のデジタルコンピューターについて振り返られます。特に、「Delete」ではSNS心理学に触れ、特定の人に見てもらうための投稿戦略がテーマとなっています。彼女は「この曲は2019年に書いたもので、アルバムのテーマに非常に合致しています」と語ります。

音楽的冒険の広がり

続く「Battery Death」や「Sing Good」、またdaineとのコラボ曲「It’s You」などは、Ninajirachiの音楽的冒険を示しています。特に「It’s You」は2023年に制作された曲で、非常に充実したコラボとなりました。Ninajirachiは「コラボレーションを加えるつもりはなかったですが、daineとのセッションが素晴らしかったので、思い切って入れました」とコメント。

アルバム全体を通して、Ninajirachiは彼女の独立したアーティストとしての個性を表現し、デジタル時代における音楽の新たな形を提案します。フェスティバルへの出演や販売公演の成功からも明らかなように、彼女は確実にグローバルな舞台で存在感を示しています。

まとめ

デビューアルバム『I Love My Computer』は、現代のエレクトロニックミュージックの新しい形として、Ninajirachiの音楽が持つ創造性とパワーを証明しています。彼女の音楽を存分に楽しむために、ぜひアルバムをチェックしてみてください。音楽がもたらす未来の可能性を一緒に感じてみましょう。

リリース情報

NinaJirachi（ニーナジラーチ）
アルバム『I Love My Computer』
リリース日：2025年8月8日
配信リンク
レーベル：NLV Records

TRACKLIST

1. London Song
2. iPod Touch
3. Fuck My Computer
4. CSIRAC
5. Delete
6. ฅ^•ﻌ•^ฅ
7. All I Am
8. Infohazard
9. Battery Death
10. Sing Good
11. It's You (with daine)
12. All At Once