LVMH、2025年大阪・関西万博のフランス館パートナーに
2025年に開催される大阪・関西万博において、LVMHグループがフランス館のメインパートナーとして協賛することが発表されました。この万博は、4月13日から10月13日まで開催され、LVMHはゴールドパートナーとして、AXAグループやアルザスワイン(CIVA)、NINAPHARMとともに、フランス館の総監修を務めるCOFREX主催のプレゼンテーションに参加します。
フランス館では、ルイ・ヴィトン、ディオール、セリーヌ、ショーメ、モエ・ヘネシーの5つのメゾンが協力し、卓越した職人技や創造性を祝う常設展示や特別展示が行われる予定です。このプレゼンテーションには、エマニュエル・マクロン仏大統領など多くの著名人が出席し、フランス館を象徴するアンバサダーも発表されました。
フランス館のコンセプトとテーマ
フランス館のテーマは「愛の賛歌」とされ、このテーマに基づいた没入型の展示や独創的な演出が行われる予定です。作品や展示は、未来への希望を表現することを目指しています。この万博は、2024年のパリオリンピックの成功を受けて、再びフランスの文化を世界に発信する機会となります。
LVMHは、長年にわたって日本との強い関係を築いてきた企業であり、日本国内では1万4000人以上を雇用し、1000以上の店舗を展開しています。会長兼CEOのベルナール・アルノーは「日本は私たちにとって特別な存在であり、文化交流を通じて深い絆を築いています」と語ります。
常設展示の見どころ
LVMHグループのメゾンは、それぞれの展示で独自のアプローチを追求し、訪問者が夢を抱くエクスペリエンスを提供します。特にルイ・ヴィトンは、日本のクラフツマンシップを讃える展示を行い、アトリエの音が響くライブラリーや真鍋大度氏のビデオインスタレーションが登場します。
一方、ディオールは、クラフツマンシップへのオマージュとして、タイムレスな「バー」ジャケットを展示し、その魅力を3Dプリントによって再解釈した香水ボトルのインスタレーションを用意します。この展示は、デザイナー吉岡徳仁氏や写真家高木由利子氏の作品によって彩られます。
特別展示の内容
特別展示には、セリーヌが日本の伝統工芸「漆」をテーマにした作品を展示し、クラフツマンシップと日本文化のつながりを表現します。ショーメは、240年以上の歴史を持つメゾンとして、自然主義のデザインの視覚的没入感を提供します。
2025年大阪・関西万博において、LVMHグループはフランス館を通じて、優れた職人技と創造性を世界に発信する機会を得ることになります。この万博は、日本とフランスの文化交流の新たな一歩となるでしょう。詳しくはLVMHの公式サイトをご覧ください。