持続可能な未来を目指す「ぱりんこ」工場
新潟市北区に本社を構える三幸製菓株式会社が、2025年4月1日より新発田第5工場に再生可能エネルギーを導入します。この取り組みは、同社の人気商品「ぱりんこ」を生産する工場において、全ての電力を再生可能エネルギーから調達し、CO2排出量を実質的にゼロにする革新的なプロジェクトです。
再生可能エネルギー導入の背景
三幸製菓は、環境への負荷を軽減し、持続可能な社会の実現を目指しています。新発田第5工場では、大阪ガスの100%子会社であるDaigasエナジーが提供する「D-Green」プランを導入し、火力発電や原子力を使用しない電力を選択。これにより、年間約1,815トンのCO2排出量削減が見込まれています。
新発田第5工場の特色
新発田第5工場は2021年10月に設立され、主に「ぱりんこ」と「塩揚屋」を生産しています。工場内には、子供たち向けの社会科見学施設「ぱりんぴあ」があり、実際の味付けや包装の工程を見学することができます。このように、製造過程を透明化し、消費者の信頼を得る姿勢が評価されています。
サステナビリティに向けた企業の取り組み
三幸製菓グループは、さまざまなESG課題に対応するため、12の重要課題を定めたサステナブル経営計画を策定しています。温室効果ガスの排出量削減をマテリアリティの一つに掲げ、2030年までに2019年比で30%の削減を目指すとしています。これにともない、他の工場でも電力契約の更新時に再生可能エネルギーへの移行を計画中。
新発田工場では太陽光発電パネルの設置工事も進行中で、2025年冬に稼働予定。これにより、ますます環境負荷を軽減した製造が実現します。
企業理念と製品へのこだわり
三幸製菓株式会社は、1962年に設立され、以来安全でおいしい製品の提供に注力しています。主な製品には「雪の宿」や「新潟仕込み」、その他人気のあられやおかきがあります。企業理念は「三つの幸せ」で、お客様、お取引先、そして社員全員が幸せになれるよう努めるというものです。この理念に基づき、製品の品質管理や労働環境の整備を徹底し、全社一丸となって取り組んでいます。
まとめ
新発田第5工場の再生可能エネルギー導入は、環境への配慮だけでなく、地域社会や消費者との関係改善にも寄与するものです。これからも三幸製菓は持続可能な開発を進めながら、「ぱりんこ」が多くの人々に愛される理由をしっかりと支えていくでしょう。皆さんも、ぜひこの取り組みに注目してみてください。詳しくは公式サイトをご覧ください:
三幸製菓株式会社