未来を育む農育体験「キャベツ畑で出会った親子の絆」
冬の澄んだ空気に包まれた1月、神奈川県平塚市に位置する有機農場「いかす」では、特別な農育プログラムが開催されました。この日、20人の親子が一堂に会し、「キャベツ畑で農業を学ぶ」というテーマのもと、実際の畑での体験が始まりました。このイベントは、地域に根ざした不動産会社「マッケンジーハウス」と自然と共生する農業を行う「株式会社いかす」共同の取り組みです。
畑での発見が育む子どもたちの疑問
畑に足を踏み入れた子どもたちは、土の中から顔を出すキャベツを見つけ、驚きの声を上げます。「大きい!」「重たい!」といった元気な声が響き渡り、彼らは夢中でキャベツを引き抜きます。しかし、この体験の本質は収穫にとどまらず、自然への理解を深めることにあります。「どうして虫がいるの?」や「なんで水をあげないの?」といった素直な質問に、経験豊富なスタッフが優しく答えます。
このプログラムでは、農薬や化学肥料を一切使用せず、自然の力だけで育った野菜を通じて、野菜が「ただ食べるもの」ではなく「育まれた命」であることを体感することができます。子どもたちの目には、真剣なまなざしが見受けられ、農業への興味が芽生えていく様子が伺えました。
命をいただくしあわせを味わう
プログラムの最後には、農場で用意された「野菜たっぷりの味噌汁」を親子一緒に味わう時間が設けられました。この味噌汁には、参加者たちが収穫したキャベツは使用されていないものの、他の野菜たちが優しい味わいをもたらしました。みんなで一緒に味わうことで、「食べること」に対する感謝の気持ちが育まれます。
幸せな記憶が育つ瞬間
「また来たい!」という声が聞こえる中、参加した子どもたちの心には、この体験が一生の宝物として刻まれました。ユニークな形の人参や、心地よい土の香り、重たかったキャベツ、そして優しい味の味噌汁。これらすべてが、彼らの心の「未来の根っこ」になっていくことを感じさせる瞬間でした。
株式会社いかすの未来を耕す挑戦
いかす農場は、地域の未来を見据えた取り組みを行っており、令和3年度には関東農政局長賞やオーガニック・エコフェスタ最優秀賞、ソーシャルプロダクツ賞(SDGs実践)を受賞しました。これらの成果は、いかすの農業が教育や社会課題に真正面から向き合う「未来を耕す挑戦」であることを示しています。次回の開催も、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
この体験プログラムは、年4回のシリーズで展開されており、自然と触れ合い、命にふれる時間を、親子でじっくり味わう機会を提供しています。
会社概要
所在地:神奈川県平塚市錦町2-16
事業内容:住宅事業、空間プロデュース、地域連携プロジェクト
URL:
https://www.mackenzie.co.jp/