日本最大の味噌祭典「ニッポン味噌道中 in SAPPORO」
2025年9月10日(水)から9月17日(火)まで、北海道札幌市の大丸札幌店にて、日本最大級の味噌イベント「ニッポン味噌道中 in SAPPORO」が開催されます。このイベントは、全国から11蔵以上の味噌蔵や生産者が参加し、30種類以上のユニークな商品が一堂に集結します。
多彩な味噌のラインナップ
「味噌の祭典」と名高いこのイベントでは、100年以上の歴史を持つ蔵元が仕込んだ木桶熟成味噌や、幻の製法で作られた「味噌玉造り」の製品、さらには若手生産者による革新的な味噌も並びます。味噌だけではなく、味噌を使ったクラフトコーラや、味噌をテーマにしたアクセサリーなど新しい魅力を発信するアイデアも盛り込まれています。
特別ゲストが来場
さらなる魅力は、出展商品の中から、大源味噌の女将・室井郁子さんや、三浦醸造所の女将・三浦千代さんが登場することです。両女将は、味噌の試食を交え、深い知識と経験を基にしたコツを披露します。室井さんは9月10日(水)の15:00から16:30、三浦さんは9月14日(日)の15:00から16:00に参加予定です。
手のひらサイズの新しいスタイル
特筆すべきは、全ての出展商品が200g前後の「てのひらサイズ」という点です。近年の核家族化や一人暮らしの増加に伴い、大きな市販の味噌が使い切れないとの声が多く聞かれます。手のひらサイズの味噌は、現代のライフスタイルに合った選択肢として、気軽に購入・食べ比べができるのが魅力です。主催のドットミソは、少量から選べる新しい味噌のスタイルを提案しています。
日本各地の名品が勢ぞろい
出展予定の味噌蔵は多彩です。特に、愛媛の井伊商店、大阪の大源味噌、福岡のヱビス味噌醸造元、神奈川の加藤兵太郎商店、愛知の知多コーラなど、全国の個性的な生産者が集まります。伝統的な木桶仕込みから現代的なアプローチまで、幅広いラインナップを揃えた味噌セレクトショップです。
主催者の熱意と背景
イベントの主催者であるドットミソの代表、安岡歩氏は元プロキックボクサーという異色の経歴を持ちます。彼がプロとして活動していた頃、体調管理の一環として味噌や発酵食品を取り入れ、その栄養価を実感していたことから、味噌の普及を目指すようになりました。今では、日本の伝統的な発酵文化を次世代へとつなげる活動を行っています。
魅力的なワークショップ
また、イベント期間中は、北海道の江別蔦屋書店でもワークショップが開催され、各地の女将たちが参加することで、味噌の新しい活用法を学ぶことができます。例えば、大源味噌の女将が教える白味噌の絶品たれづくりや、三浦醸造所の女将による甘酒を使ったアレンジなど、多彩な講座が用意されています。
まとめ
「ニッポン味噌道中 in SAPPORO」は、単なる味噌の展示販売に留まらず、食の文化を深く理解し、楽しむことができるイベントです。ぜひ、札幌で開催されるこの魅力あふれる祭典に足を運び、味噌の奥深い魅力を体験してみてはいかがでしょうか。