防災の日に考える新しい防災食の形とは?
9月1日は「防災の日」。この日を迎えるにあたり、私たちの防災への意識が重要であることを改めて考えさせられます。今回は、株式会社NINZIAが実施した「防災食に関するアンケート」の結果から見えてきた課題と、新しい食の提案について考えてみたいと思います。
調査結果から浮かび上がる課題
NINZIAが2025年9月1日を見据えて行った調査によれば、全国の会社員・公務員300名を対象にした結果、防災食には「賞味期限管理が大変」(53%)や「美味しくない」(48.67%)といったネガティブなイメージが根強いことが分かりました。特に、職場での備蓄食については、約7.5割の回答者が保管場所を「知らない」もしくは「備蓄していない」と回答しました。これは防災備蓄が本当に機能するのかという不安を生み出しています。
防災食に対する先入観を変える
このような状況を受けて、NINZIAは新しい防災食『NINZIA BOSAI』を提案しています。これは「見せる」「味わう」「植物性」の3つのコンセプトから成り立っており、持続可能でおいしく、管理が簡単な防災食の実現を目指しています。さらに、全ての製品は完全植物性であり、油脂が固まらないため、常温でも保存が可能です。これにより、普段から食べたくなるような味付けと防災食としての機能を両立させています。
食品ロスの削減に向けた挑戦
近年、SDGsの考え方が広まる中で、自らの防災食がいかに活用されるかが重要な課題とされています。実際に、多くの自治体では備蓄食品の4分の1が消費期限切れになり、廃棄されていると言われています。NINZIA BOSAIは、こうした「隠れ食品ロス」をなくし、企業や自治体が積極的に行動できるような革新的な提案を行っています。食品の新しい形を創造することにより、誰もが美味しく楽しく食べることができる環境を目指しています。
新しい未来の食の提案
同社が目指しているのは、単なる防災食ではなく、味わいや食感が楽しめる新しい食品の形です。例えば、大阪・関西万博でプロトタイプが展示された「グルテンフリー×完全植物性うどん」は、今後の可能性を大いに秘めています。このように、食の制限を超えた新しい体験を提供することで、防災食はもっと身近に感じられるはずです。
NINZIAは、私たち一人一人の意識改革や行動を促す役割も果たしてくれる存在です。今後の活動にも期待が高まります。新しい防災食の形を知り、自らの生活に取り入れることで、より安心で楽しい未来を築いていきたいですね。