東山動植物園のコアラのユーカリを使ったTシャツが誕生！

東山動植物園からの新しい提案

名古屋市に位置する東山動植物園は、コアラの保護に向けた革新的なプロジェクトを始動しました。その名も「ユーカリTシャツ」。コアラが残したユーカリの枝を活用したこのTシャツは、ただのファッションアイテムに留まらず、持続可能な社会への大きな一歩となっています。これにより、コアラとその生息環境であるユーカリの森を保護する意義が広がります。

コアラとユーカリの特別な関係

東山動植物園では、9頭のコアラが飼育されています。しかし、これらの愛らしい動物たちは、新芽を好んで食べるため、毎日与えられるユーカリの一部は残されてしまいます。この食べ残しのユーカリを無駄にしないために、一般社団法人アップサイクルはそのリソースを最大限に活用することにしました。

ユーカリTシャツの誕生

アップサイクルでは、食べ残したユーカリを紙糸に加工し、その紙糸を使ったTシャツを制作しています。このプロジェクト「TSUMUGI」は、持続可能な社会の実現を目指し、使用済みの紙資源や未利用の間伐材を再利用する取り組みの一環です。紙糸は、軽くて柔らかく、肌触りも非常に優れています。

また、Tシャツは名古屋市によるふるさと納税型クラウドファンディングの返礼品となり、寄付金は重要な保護活動に充てられます。具体的には、コアラの飼育環境の改善やユーカリの森の保護育成などに貢献するのです。

寄付募集の詳細

このユニークなTシャツの寄付募集が始まるのは、2025年12月1日から。目標金額は1,500万円で、募集期間は90日間です。寄付すると、東山動植物園のコアラたちを助けるだけでなく、自身がユーカリTシャツを手に入れることができます。

寄付金額は25,000円で、XSからXLサイズまで用意されています。各サイズには、コアラの魅力を生かしたグラフィカルなデザインが施されていますので、大人の方でも気軽に着用できるスタイルです。しっかりした縫製で、長く愛用してもらいたいという思いが込められています。

まとめ

この取り組みは、ただの衣類制作にとどまるものではありません。コアラの現状を知り、愛知県名古屋市が持つ自然資源の保護の重要性を再認識する良い機会でもあります。寄付を通じて、私たち一人一人が持続可能な未来に貢献し、コアラたちと共に生きる環境を守りましょう。プロジェクトの詳細は、公式サイトをチェックしてください。注意深く育まれたユーカリの森の一部を、自分自身で体験できるチャンスです！