ラルフ・ローレンが手掛けるチームUSAの冬季五輪ユニフォーム
2026年ミラノで行われる冬季オリンピック・パラリンピックに向けて、ラルフ・ローレンがデザインしたチームUSAのユニフォームが発表されました。これでラルフ・ローレンは10大会連続でアメリカの代表チームにユニフォームを提供することになります。この取り組みは、20年間にわたる支援を示す重要なものと言えるでしょう。
ラルフ・ローレンのデザイン哲学
ラルフ・ローレンのチーフ・ブランディング&イノベーション・オフィサーであるデイヴィッド・ローレンは、この役割を光栄に思いながら、その重責をも感じています。彼は、「スポーツ界の大舞台に立つ夢を追うアスリートたちにユニフォームを提供できることは名誉なことだ。私たちのデザインは常にスタイルを通じて夢を描き、物語を紡ぎ続けています。」と述べています。
新しいユニフォームは、タイムレスでありながらも現代的なデザインが特徴です。アメリカンスピリットを体現する情熱や楽観主義、そして向上心が反映されています。特に、ファッションの発信地であるミラノでは、ラルフ・ローレンが貫く不変のスタイルと同時に、創造的な精神を尊重することも意識されています。
ユニフォームの詳細
開会式用ユニフォームは、伝統的な木製トグルが施されたウィンターホワイトのウールコート、星条旗をデザインしたウールタートルネックセーター、テーラードウールパンツから成り立っています。一方、閉会式用ユニフォームは、ヴィンテージのスキー競技にインスパイアされたスポーティなカラーブロックのパッファージャケットと、国旗の色合いを取り入れたウールタートルネックセーターが特徴です。
いずれのスタイルも、レッド、ホワイト、ブルーのインターシャ編みニット帽、ミトン、レザーベルト、そしてブラウンのスエードアルペンブーツがアクセントとなり、全体のコーディネートを引き締めています。また、これらのユニフォームは全てアメリカ国内で製造されています。
チームUSAコレクションの展開
さらに、ラルフ・ローレンはチームUSAコレクションとして、ユニフォームの他に、冬季オリンピックをテーマにしたメンズ、レディース、子ども向けのアパレルやアクセサリーも展開します。洗練されたスタイルと大きなエネルギーを反映したこれらのアイテムには、さまざまなパッファースタイルやユニークなデザインが施されています。
日本国内では購入できないものの、コレクションは12月4日より米国内の特定のラルフ・ローレン店舗や百貨店、オンラインストアで取り扱われます。イタリアではミラノやローマの店舗、オリンピック期間中のポップアップショップでも手に入ります。
結論
ラルフ・ローレンが提供するチームUSAのユニフォームは、スポーツに特有の情熱とアメリカのアイデンティティを融合させたものです。これからの冬季オリンピックがどのように展開されるのか、そしてチームUSAが何を見せてくれるのか、今から楽しみです。