神奈川大学、食の持続可能性に向けた共同研究プロジェクトを始動
神奈川大学の国際経営研究所横浜みなとみらい学センターが主催する新しい研究プロジェクトが始まりました。この共同研究は、2035年に向けての食の持続可能性をテーマにしています。三菱食品株式会社と連携し、生産者から消費者までの全ての側面におけるさまざまな課題に対し、産官学民が共同で取り組むことを目的としています。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは、2025年から2027年の3年間にわたり、食の持続可能性や未来について深く掘り下げることを目指しています。具体的には、2025年から2026年にかけて、各社が自社の過去の研究を持ち寄り、食とサステナビリティに関する優先順位を検討。その後、実際の小売店頭やマーケティング活動に活かすための具体的な取り組みを考えています。
そして、プロジェクトの第一フェーズで、食の未来についてのシンポジウムが開催され、関係者による意見交換が行われます。このシンポジウムでは、各社のプレゼンテーションや、持続可能性に関するワークショップが組まれています。参加企業には、三菱食品や東急、スーパーサンシなど、多くの業界リーダーが名を連ねています。
何を目指すのか?
このプロジェクトは、ただの研究に留まらず、得られた知見をもとに社会実装を行うことが大きな目的です。食業界の持続可能性を高めるために何が優先されるべきか、そして横浜みなとみらい地区において具体的にどのような取り組みが実現可能かを検討します。これにより、具体的な施策を各企業が展開できるようサポートします。
プロジェクトは第1期から第3期に分かれており、第一期では優先順位の検討や進捗の共有が行われ、第二期ではみなとみらい地域での実証組織を準備し、実際に取り組みを行います。第三期では、その成果を評価し、最終的には報告書などを発表する予定です。
食の未来と持続可能性の意義
本プロジェクトは、食の生産から消費に至るまでの全プロセスを考慮し、持続可能な未来のための道筋を描くものです。サステナビリティは今や単なる流行語ではなく、私たちの生活や社会全体に深く関わる重要なテーマです。このプロジェクトを通じて、食の持続可能性に向けた意識が高まることを期待します。
この共同研究プロジェクトに注目し、未来の食に向けた新しい動きに参加してみてはいかがでしょうか。今後の展開に期待が高まります。