Miiakiis、新たな集大成『Heartless TOUR 25-26』がついに開幕！

2025年10月25日、ラッパーユニットMiiakiisによる新ツアー『Miiakiis “Heartless” TOUR 25-26』が東京・Veats Shibuyaで幕を開けました。Miiakiisは、TigaとCHILLCAT THE BASTETの二人からなるユニットで、これまでの活動の成果をファンに届けるべく意欲的にライブを展開しています。

ツアー初日の様子

初日にふさわしい熱量でステージに立ったTigaとCHILLCAT THE BASTET、またDJとして参加しているTigaの実弟KEY-Kの存在感もひと際。彼らは最新シングル“Heartless”で観客を一気に引き込み、“GALI”のサビではファンと一体になり、フロア全体が一つの塊となりました。

ステージの背後には繊細な映像が流れ、各曲に合わせてライブの雰囲気が変わる演出が特徴的でした。MCタイムではリラックスした表情で素の姿を見せつつも、クールなパフォーマンスで会場を盛り上げる彼らの力量を感じることができました。

この日の公演は一部が配信され、ファンとのつながりを大切にした発言が嬉しい瞬間に。Tigaが「みんなの声を拾うマイクもあるから」と話すと、観客からの歓声はさらに大きくなります。Tigaの「待たせたな！」という掛け声で、“Du Du-Da Da”が始まり、続けて“New Day”、“オマジナイ”、“KUWABARA”を披露。緩急をつけた流れは、楽曲の幅広さと二人のスキルを際立てる結果となりました。

セトリの工夫と思い出

また、活動が長引くと忘れられがちな「セトリ落ちしてしまう曲」についても触れてくれ、「思い出に浸れる曲を持ってきた」というTigaの言葉を合図に、歌い始めたのは懐かしい“Cross”。観客はその歌声に横ノリで聴き入る様子が印象的でした。

ライブの定番曲“Masquerade”を歌う際には、過去の活動について語ったインタビュー映像も流れ、そこから「今を1番楽しむ」といったメッセージが歌詞にも反映されています。会場全体が一体となる瞬間は、心に響くものでした。

楽しいハンドサインの練習と盛り上がり

KEY-Kの衣装替えタイムでは、彼がステージ上で早着替えを行い、観客もその様子を応援する微笑ましい光景が広がりました。続いてハンドサインとコールの練習を行い、さらに盛り上がる中、配信ラストとなる“Ooh Wee”を披露。この曲ではMiiakiisからちょっとしたサプライズもあり、フロアは興奮でざわめく中、Tigaが「配信が終わったので、これからは俺たちだけの空間」と言うと、拍手喝采が飛び交いました。

未来へのメッセージとお別れ

ここまででも十分に楽しさとエモさを感じさせたMiiakiisでしたが、新曲“僕と君を乗せてく”など、ファンへのメッセージ性の濃い楽曲も続きました。Tigaが「何か終わるわけじゃないけど、これまでの全てをぶつける集大成だと思って作ってきました」と語る言葉に、会場内は一瞬静まり返るほどの重みが感じられました。

この公演は、音楽に対する熱意や、Miiakiisとファンとの絆を強く感じさせるものでした。本ツアーは11月から全国各地を巡る予定で、ファイナルを迎える2026年の恵比寿LIQUIDROOMでは、どのようなパフォーマンスが繰り広げられるのでしょうか。

ファンとしては今から楽しみでなりません！