災害時にも心温まる、地域の声が形になったおでん
災害時、私たちが感じる不安や孤独。そんな時に心を癒してくれるのが、食事です。石川県立看護大学の学生たちが企画に参加した、株式会社スギヨの新たな防災食「Hotでホッとな防災おでん 〜いつでもおでんたべまっし〜」が2026年1月1日に発売予定です。この商品は、地域の声を反映しながら、災害時にも“いつもの味”を提供してくれる貴重な存在です。
スギヨと地域の取り組み
スギヨでは2022年より、地域住民で構成される「スギヨアンバサダー」とともに、災害や防災食についての学びを深めています。特に2024年の能登半島地震以降、地域の人々が持つ知恵や経験を活かしながら商品開発を進めてきました。そこに、看護学を学ぶ石川県立看護大学の学生たちが加わり、「災害食にはいつもの味を」というテーマのもとで協力が進みました。
学生たちはフィールド実習の一環としてスギヨを訪問し、商品名やパッケージデザインまで手掛けることに。その結果、彼女たちの学びが反映された商品が誕生しました。キャッチコピー「いつでもおでんたべまっし」は、石川の方言を取り入れることで、地域に根ざした親しみのあるメッセージを届けています。
食べ方や特徴
「Hotでホッとな防災おでん」は、2〜3人前のレトルトおでんで、非常時にも手軽に調理できる2WAY仕様です。そのまま食べることもできますが、無洗米2合の炊き込みご飯としてもご利用可能。特に災害時には水を計ることが難しい状況がありますが、このおでんの汁量はぴったりで、全量を使って炊飯できるようになっています。
栄養バランスも考慮されており、災害時に不足しがちなタンパク質も豊富。これにより、身体をサポートしてくれる頼もしい存在となっています。やはり、家族で囲む食卓や、親しい人との団欒は心を豊かにし、安心感をもたらします。
地域と連携した新たなフード
スギヨは今後も地域住民や大学と協力しながら、災害に強い地域づくりを目指していきます。この商品には、地域の声を形にすることの大切さや、学生たちの未来への希望が詰まっています。食べることで、彼らの想いや地域のつながりを感じることができるのです。
美味しさと安心感をもたらす「Hotでホッとな防災おでん」。災害時でも日常の味を楽しめるように、商品の発売を心待ちにしたいですね。ご興味がある方は、ぜひともスギヨにお問い合わせをしてみてください。彼らの新たな取り組みを通じて、地域全体での防災意識が高まっていくことを願っています。