泉二啓太特別展
2025-06-06 11:06:38

奄美の伝統に今を繋ぐ!泉二啓太の特別展「考土 code -奄美-」が始まる

奄美の伝統に今を繋ぐ「考土 code -奄美-」



特別展の紹介
2025年6月27日から7月14日まで、Mikke GALLERYにて開催される特別展「考土 code -奄美-」では、銀座もとじの代表である泉二啓太がキュレーとし、奄美大島の伝統織物である大島紬の泥染に焦点を当てた作品群が展示されます。この展覧会は、泉二が「Mikkeキュレーターズ・コンペティション」において特別賞を受賞したことから実現したものです。

泉二啓太のビジョン
泉二は1979年に創業した銀座もとじを通じて、着物文化の美しさを現代に引き継ぐために、様々なプロジェクトを手掛けています。特に「HIRAKI project」を立ち上げ、奄美の土地やその素材、記憶に基づいた技術の新たな可能性を模索しています。この特別展は、彼にとっての初めてのキュレーションであり、奄美という故郷から受け継いだ文化と未来への展望を形にした作品が一堂に集まります。

展覧会の内容


「考土」というテーマには、それぞれのアーティストが奄美の土地を掘り下げ、文化や素材の持つ価値を再認識し、時代の変化に応じて新しい形を作り出そうとする思いが込められています。ここでは、6組のアーティストがこの地域の自然や人々の記憶を表現し、過去と未来、伝統と創造の接点を見出します。

参加アーティスト


1. 泉二啓太
- 銀座もとじの代表として、着物文化を広める活動を行う。
2. 金井志人
- 奄美大島生まれの染色家。伝統的な泥染めを現代的視点でアプローチ。
3. 新城大地郎
- 沖縄の精神文化に基づいた新しいスタイルの書道を探求。
4. 高須賀活良
- 植物素材を用いた循環的な表現が特徴。
5. 柳晋哉
- 民藝運動にルーツを持つ染織家。独自の美意識で作品を生み出す。
6. 山崎広樹
- 草木染作家で、型染めにも挑戦する若手アーティスト。

展示内容


本展では、これらのアーティストによる作品が、土と植物をテーマにしたインスタレーション形式で示されます。自然の恵みを受けた作品は、目で見て楽しむだけでなく、触れることによって感じることができます。また、会期中にはトークイベントや染のワークショップも予定されており、観客自身が参加して学びを深める機会も提供されます。

ステートメント


泉二啓太は「地を知ることは、その土地の記憶を辿ることでもある」と述べており、産業の発展がもたらした地域性の喪失に対する危機感を抱いています。この展覧会を通じて、奄美の豊かな自然と文化、そしてその背景にある記憶を再発見し、現代の中で新たに生かすための一歩を踏み出そうとしています。

最後に


「考土 code -奄美-」は、単なるアートの展示にとどまらず、奄美の土地が抱える歴史と未来を考えるきっかけです。ぜひとも足を運び、アートを通じてこの深いテーマに触れてみてください。土や植物が生み出す美しさと、地域の文化が持つ力を体感する貴重な機会となることでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

関連リンク

サードペディア百科事典: 銀座もとじ 泥染 考土展

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。