小宝島の幻の塩が復活!
小宝島に存在する塩工房「小林工房」は、かつて多くのファンに愛された海水温泉塩を製造しています。この美しい島の塩は、ミネラル豊富で味もい香ばしさが特徴です。しかし、2023年、塩職人であるご主人の訃報により、工房は休業に。そんな中、奥様の礼子さんはご主人の思いを繋ぎ、後継者を募る決断を下しました。
事業承継とクラウドファンディングの挑戦
2024年3月、彼女はオープンネーム事業承継「relay」を通じて、保田和橘さんを後継者として迎えることになりました。保田さんは大阪から移住し、小宝島の地域おこし協力隊として、塩工房の復活に全力を尽くします。
そして、再生プロジェクトはクラウドファンディングを通じて資金を集めることを決定。目標金額は300万円で、期日は2025年5月5日まで。この資金は休業中の工房再建や、幻の海水温泉塩を復活させるための重要な資金となります。
クラウドファンディングの詳細
現在、クラウドファンディングは「CAMPFIRE」で実施中です。資金の使い道としては、海水温泉の原水を汲み上げるためのポンプ修復や、塩工房の更新、機材購入などが掲げられています。支援者には各種リターンが用意されており、特典には現地訪問や塩の試食体験などもあります。
小林工房の魅力と地域の支援
「小林工房」は特に、その味わい深い自然塩の品質から熱烈なファンが多く、愛され続けてきました。その魅力的な塩作りは、海水温泉を使用した製法により、味と香りに深みを持つことを可能にしました。これを支えるためには地域の協力が必要です。礼子さんは、地元の職員とも連携し、島の振興に力を入れています。
事業承継プラットフォーム「relay」とは
オープンネーム事業承継の「relay」は、経営者の思いや背景をストーリーとして広める新たな事業承継マッチングプラットフォームです。これまでの実績として、約580件の後継者募集案件が公開され、約110件のマッチング成功を収めています。
日本各地の事業承継を手助けし、新たな希望を生み出す「relay」には、今後も多くの期待が寄せられています。
まとめ
小宝島の海水温泉塩の復活はただの製品の再生だけではなく、地域の歴史と文化を繋げる重要なプロジェクトです。クラウドファンディングへの参加や、情報の拡散を通じ、私たちもこの取り組みに貢献できるかもしれません。ぜひ、応援の手を差し伸べてみてはいかがでしょうか?