ポーランド留学生との交流を通じた新たな挑戦
美容室チェーンを展開する株式会社アルテジェネシスは、ポーランドの大学生を対象にしたサマープログラムを実施しています。このプログラムは、美容を通じた国際交流の一環として始まり、今年で9回目を迎えることとなりました。コロナ禍を経て再開されたこの活動は、ポーランド共和国外務省や駐日ポーランド共和国大使館の公認を受けており、より多くの学生に優れた経験を提供しています。
サマープログラムの概要
このプログラムは、2025年に実施される予定で、ポーランドの名門大学で日本学を専攻する学生に対して、豊かな学びの場を提供します。アルテジェネシスでは、参加者に対して美容関連の技術研修や文化体験が組み込まれたインターンシップを実施し、学生が日本社会に貢献できるような視点を育てています。これまでに参加した23名の学生は、それぞれ独自の研究テーマを持ち、日本のサロンでの研修や文化体験を通じて、国際的な理解を深めてきました。
実績と評価
今回のプログラムを通じて、参加者たちはフィールドワークを行う機会も得ています。ポーランド出身のスタッフの指導のもと、学生たちは日本の美容文化を学びながら、彼らの卒業論文に必要な情報を収集しています。これにより、アルテジェネシスは両国の文化の架け橋となる有力な人材を育成する仕組みを構築しています。
さらに、昨年度のプログラム参加者の一人は、大阪・関西万博でポーランドパビリオンの案内役として活躍。日本とポーランドの文化交流を促進する役割を果たしており、実際に国際交流の場で重要な経験を積んでいます。
学生の声
参加者のガブリエル・ポプアフスキさんは、アルテジェネシスのサマープログラムにより、貴重な経験を得ることができたと語っています。彼は、自身の卒業論文のテーマを「日本のスマートシティ」に設定し、万博での活動を通じて日本文化を深く理解する機会を得ました。「サマープログラムは、私を大きく成長させてくれました。国際的な舞台で人々をつなぐ力を実感しています」という彼の言葉は、今後の彼のキャリアに対する期待感を強く感じさせます。
今後の展望
アルテジェネシスは、ポーランドとの国際的な交流をさらに発展させるため、今後も留学生の受け入れを継続していきます。2025年のサマープログラムでは、新たに2名の大学生を受け入れる予定で、将来的には日本に関与するポーランドの人材がさらに多く育成されることが予想されます。両国の関係のさらなる深化が期待される中、アルテジェネシスはこれからもその架け橋となる活動を推進していく所存です。