Apple Immersive Video商用カメラが生み出す新たな映像体験
最近、アイドルグループLiVSが新たに公開したイマーシブパフォーマンス映像が注目を集めています。この映像は、Apple Immersive Video商用カメラ「Blackmagic URSA Cine Immersive」を使用しており、まるでその場にいるかのような没入感を提供することを目指しています。具体的には、楽曲「Believe」と「JUST ONCE」の映像がAmpliumというプラットフォームで公開されました。
臨場感を再現する新技術
この映像の特筆すべき点は、超高解像度の3Dビデオと空間オーディオ技術を駆使することで、音楽イベントに参加しているかのような感覚を味わえることです。視覚だけでなく、聴覚でもその迫力が感じられるため、今までの映像作品とは一線を画しています。
ディレクター渡邊徹氏のこだわり
今回のプロジェクトのクリエイティブディレクターを務めたのは、株式会社コンセントの渡邊徹氏です。彼は撮影において距離感に特に気を使ったと語っています。「LiVSのメンバーには、ファンが目の前にいるという意識を持ってパフォーマンスをしてもらいました」とのこと。振り付けも、カメラの位置や撮影方法に合わせて調整し、理想的な距離感を追求した結果、よりリアルなパフォーマンスが実現しました。
渡邊氏は、VR映像作家として知られ、多くの先端技術を取り入れた映像制作を手掛けてきました。URSA Cine Immersiveを使用して、Apple Vision Pro向けのイマーシブ映像を制作している彼は、YouTubeなどでもその技術を広めています。
LiVSの魅力とは
グループ名は「Life is Very Short」の略である「LiVS」。彼女たちは、コンニチハクリニック、スズカス・テラ、ミニ・マルコ、ランルウの4人から成るアイドルグループです。2023年8月にデビューした彼女たちは、ポップスやロック曲を中心にした楽曲で、いわゆる「KAWAII」アイドルとは一線を画し、独自の音楽シーンに挑んでいます。
LiVSは2025年8月に2周年記念ライブを恵比寿のLIQUIDROOMで開催することが決定していますので、今後の彼女たちの活動にも要注目です。
未来の映像制作に向けて
「Blackmagic URSA Cine Immersive」は、180度のステレオスコピック映像を撮影するために特別に設計されたハイエンドカメラです。このカメラはApple Vision Pro向けの「Apple Immersive Video」に対応しており、最適化されているため、業界初の商用カメラとしてその地位を確立しました。
このカメラの光学系は、ラージフォーマットのイメージセンサーを搭載し、高解像度な立体映像の記録を可能にしています。片目あたり8,160 × 7,200ピクセルの解像度で、驚異的なクオリティの映像を提供することができるのです。それにより、両眼それぞれから得られる情報が合わさり、視聴者にとってリアルな映像体験を生み出します。
まとめ
LiVSが公開したイマーシブ映像は、単なるパフォーマンス映像の域を超え、新しい技術との融合によって新たな体験を提供しています。このような新しい視覚体験を体感するために、Ampliumにアクセスしてみてはいかがでしょうか。音楽と映像の新しい可能性が、ここに広がっています。