京都市とミツカンが提案する「もったい菜漬け」
京都市とミツカングループが力を合わせ、野菜の廃棄問題に立ち向かう取り組み、「もったい菜漬け」を推進しています。この活動は2021年から始まり、使い切れないお野菜を新鮮なうちに楽しむためのピクルスメニューとして登場しました。「もったい菜漬け」は、食品ロス削減を目指す京都市とタッグを組み、食べ物の“もったいない”を解消することを目的としています。
健康長寿と食育の取り組み
今年度、特に注目されるのが、食育月間である6月に実施される「そうだ、野菜とろう!」キャンペーンです。このキャンペーンでは、約30の大学に卓上POPを貸し出し、学生食堂などでの設置をサポートします。POPには、「もったい菜漬け」のレシピを掲載し、手軽においしく野菜が摂れるメニューをPRします。キャッチフレーズは「無駄なく!おいしく!健康に!」。これを通じて、低迷する野菜摂取量の改善を目指し、若者世代への情報発信を行います。
ミツカングローバルサイトで情報収集
より多くの人に「もったい菜漬け」を体験してもらうため、ミツカングローバルサイトでは関連レシピが公開されています。さまざまなアイデアを参考に、家庭で自分流の菜漬けチャレンジしてみるのも楽しいかもしれませんね。特設ページですべてのレシピを一挙にチェックできるのは嬉しいポイントです。
ミツカングローバルサイトもったい菜漬け特設ページ
地域に根ざした持続可能な取り組み
また、「もったい菜漬け」の他にも、ミツカンは京都市と連携して、食品ロス削減をテーマにした新しいメニューの共同開発や、親子向けの体験活動を展開しています。「野菜を無駄なくおいしく食べつくす」をコンセプトに、2020年には「もったい鍋®」も発表。地域の人々が参加できる環境学習の一環として、南部クリーンセンターでのプログラムも設けられています。
数々の受賞歴
ミツカンと京都市の連携は、評価され、昨年9月には「令和5年度食品ロス削減推進表彰」にて、環境事務次官賞を受賞しました。さらに、2023年12月には、公益財団法人食品等流通合理化促進機構から「第11回食品産業もったいない大賞」にて、農林水産省大臣官房長賞を受賞するなど、食品ロス削減と地産地消振興に向けた努力が認められています。
まとめ
「もったい菜漬け」は、ただのピクルスメニューにとどまらず、地域社会や健康、食文化をつなぐ重要な取り組みです。この機会に、私たちも余っている野菜を有効活用し、健康的で美味しい食卓を実現するための一歩を踏み出してみませんか?