「第17回ホテレス in 関西」開幕！食とホスピタリティの新たなトレンドとは

「第17回ホテル・レストラン・ショー＆FOODEX JAPAN in 関西」開幕

2025年7月23日、インテックス大阪で関西最大の宿泊・外食・サービス産業向け展示会「第17回ホテル・レストラン・ショー＆FOODEX JAPAN」が開幕しました。今年も世界15カ国から363社が集まり、そのブースは453にのぼり、初日には国内外から4,745名が来場。会期は7月25日まで続きます。

食文化の多様性に応える展示会

本展は、食とホスピタリティ産業の最新のトレンドや社会課題への対応を具体的に示しています。特に、「FOODEX WINE/SAKE」エリアが新設され、100種類以上のワインや日本酒が集結。試飲会や有名ソムリエによるセミナーを通じ、ワインと日本酒の新たな楽しみ方が提案されています。また、社会問題である「コメ不足」についても注目が集まり、台湾からの輸入米が出展されました。その品質の向上が国内外の消費者に評価されています。

コメ不足への挑戦

日本では2025年にコメ不足が深刻化。この問題に対応するため、台湾から高品質のジャポニカ米や業務用寿司米などが出品されています。来場者は滋賀県の「きらみずき」などの国産米の試食にも足を運んでいました。また、政府備蓄米を美味しく食べられる工夫が展示され、未来の食卓に新たな可能性を見出しています。中でも「洗米ロボ」や「ライスロボ」は、手間を省きつつアプローチを変える製品として注目を集めていました。

食の選択肢の拡大

観光客の増加に伴い、多様な食文化に応じた料理のニーズが高まっています。そこで、ハラール料理やヴィーガン料理の出口戦略が重要となっています。本展では、ハラール認証の冷凍弁当やヴィーガン向け食品が多数出展され、多くの来場者が興味を持っていました。

ペットツーリズムの拡大

さらに、ペット同伴が可能な宿泊施設が増加し、ペットツーリズム市場が拡大しています。本展の「ペットツーリズム」エリアでは、ペットと一緒に泊まるための製品やサービスを提供している企業が展示され、多くの来場者が関心を持ち、質問をしていました。気になる製品には、滑らない床材や除菌消臭スプレー、ペット用の快適な家具などが含まれています。

アルコールと食のマリアージュ

田崎真也氏がプロデュースした「FOODEX WINE in 関西」の展示も話題を集めています。特に、ノンアルコールや低アルコールのワイン、さらに地元の日本酒が加わった新しい料理の楽しみ方が提案され、来場者はそのペアリングに感動しています。

最後に

「第17回ホテル・レストラン・ショー＆FOODEX JAPAN in 関西」は、7月23日から25日まで開催され、食とホスピタリティに関する新しいトレンドと取り組みを体験できる貴重な機会です。来場者は新しい食文化の世界を発見し、未来の食の選択肢に触れることができるでしょう。関心のある方はぜひこの展示会に足を運んでみてはいかがでしょうか？