宮崎の幻の果実『へべす』、アワードで輝かしい栄誉
日本の地域資源を活かしたブランディング事例として、宮崎県日向市の希少柑橘『へべす』がBRAND MANAGEMENT AWARD 2024で大賞を受賞しました。特筆すべきは、株式会社コムデザインラボが手掛けた成功事例で、同社はこの度、農商工連携審査員特別賞やBRAND MANAGER OF THE YEAR 2024も獲得し、合計三冠を達成したのです。
ブランドマネジメントアワードとは
BRAND MANAGEMENT AWARDは、優れたブランディング事例を表彰するアワードであり、多くの企業が参加する中で、地域の特産物や個性を引き立てる取り組みが評価されています。主催する一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会が進めるこのアワードは、日本のビジネスシーンにおけるブランディングの重要性を再認識させるものです。特に、日向市の『へべす』は、その希少性から「幻の柑橘」と称され、5年間の継続的な活動が実を結んだ結果、認知度は大幅に向上しました。
大賞受賞の理由
受賞理由には、地元宮崎と日向の特色を活かす戦略とサバとのコラボレーションなどが挙げられています。これにより『へべす』のブランド価値が高まり、独自性を持った施策が高く評価されました。さらに、審査員票のみならず、多くの一般審査票からの支持もあり、堂々の1570ポイントを獲得したことがポイントです。
コムデザインラボの高木純氏
コムデザインラボの代表ディレクター、高木純氏は、北海道出身で名古屋に拠点を置き、ブランド・マネージャー認定協会の一級資格を有するプロフェッショナルです。彼は、2019年のブランド事例コンテストから毎年入賞を果たし続け、今回のアワードで5期連続の受賞という偉業を達成しました。高木氏が展開するブランディング手法は、特に空間ブランディングに注力しており、その多様なプロジェクトも評価されています。
今後の展開と新店舗『ハレのひむか』
2025年7月には、名古屋市にて日本初の『へべす』専門店『ハレのひむか』をオープン予定です。この店舗では、看板商品の『黄金へべす鯖寿司』をはじめ、様々な加工品が揃うことで、訪れる人々に新しい体験を提供する狙いです。狭小店舗にすることで対面での接客を大切にし、地域の魅力を存分に伝えていく姿勢が見受けられます。
大賞記念のブランドブックとセミナー
今回の受賞を記念して、限定のブランドブックが配布されるほか、中小企業向けのブランディングセミナーも開始予定です。成果を上げるためのノウハウを学べる貴重な機会として、多くのビジネスパーソンにとって有用な内容になっています。興味のある方は、コムデザインラボの公式ウェブサイトからお申し込みください。
このように、『へべす』の成功は地域活性化やビジネスの発展の一例として、大いに期待されるものです。ブランディングにおける新しい挑戦を続けることで、さらなる成長が見込まれることは間違いないでしょう。