ベトナム幼児教育に音楽を
2025-08-29 15:39:04

Yamahaと学研が手を組んでベトナム幼児教育に新風を吹き込む音楽カリキュラム

はじめに


2025年、日系企業の学研ホールディングスとYamaha Music Vietnamが手を組み、ベトナムにおける幼児向け音楽教育に革新をもたらそうとしています。アイ・シー・ネットのベトナム拠点であるKiddiHubが展開するGakken STEAM Programに、ヤマハの音楽カリキュラムが加わることで、幼児教育の質が向上し、音楽を通じた「感じる力」「表現力」「協調性」を育むことが期待されています。

学びの共創プロジェクト


この新たなプロジェクトは、「幼児教育を通じてベトナムの音楽文化を広めたい」というヤマハの情熱と、学研が展開するGakken STEAM Programの理念を融合させたものです。GSPは3~6歳向けに提供される教育プログラムで、科学、プログラミング、数を学ぶことを主眼に置いています。
音楽教室のカリキュラムが追加されることで、子どもたちは、さまざまな楽器に触れ、自分の感性を育みながら成長することができます。年間契約型で、教育を支える講師の派遣が行われ、日常的な保育の中に音楽を取り入れる形で授業が進められます。

現地のニーズを重視


ベトナムでは、義務教育前の音楽教育がまだ発展途上ですが、保護者からの「自分の子どもに感性や協調性を伸ばす教育を受けさせたい」といった要望が高まっています。これを受け、YamahaはKiddiHubのサポートを受けて、現地の幼保園の経営者や保護者へのアンケート調査を実施しました。彼らの声を基に、どのような内容のカリキュラムが実現可能で、音楽教育を通じて何を期待しているのかを確認しました。

トライアル授業の実施


集まった貴重な意見をもとに、ハノイとホーチミンでトライアル授業が行われました。子どもたちは、ヤマハの講師による生き生きとしたレッスンを楽しみながら、楽器を使って音楽に親しむことができました。その様子は大変楽しそうで、早くも授業内容が実際の保育に生かされる期待が高まっています。現場の保育士も、子どもたちと一緒に学び、日々の保育とのバランスを取りながら課題解決に向けて模索しています。

未来への展望


これまでの実績を踏まえ、トライアルを行った幼保園ではカリキュラムが早速導入され、新学期の2025年9月から本格的に音楽授業が開始されます。これにより、子どもたちは音楽を通して自己表現をし、友達との協調性も育てられるでしょう。また、Gakken STEAM Programを通じて、音楽に興味を持った幼児がヤマハ音楽教室へ通うなど、持続的な文化の循環が見込まれています。

終わりに


学研とヤマハの共同プロジェクトは、KiddiHubの豊富なネットワークと顧客基盤を活用し、今後も日本の教育コンテンツをベトナム市場に広げていく方針です。グローバルに実績のある教育プログラムが、競争の激しい習い事市場での差別化を図りつつ、ベトナムの教育に新しい価値をもたらすことが期待されています。私たちは今後も子どもたちの未来に寄与できるよう、現地のニーズに応じた効果的な教育施策を進めていく所存です。


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